お子さんの様子がおかしい・・
野球に行きたがらない・・
金曜日の夜になるとお腹が痛いと言い出す。
そんなお子さんをお持ちの野球少年の親御さんもいらっしゃると思います。
本来大好きだった野球なのにお子さんに何が起こっているのか心配ですよね。
お子さんが野球に行きたがらない理由を口に出してくれれば解決の糸口も見つかるのですが・・
多くの子供は野球に行きたがらない理由を語ろうとしません。
野球に行きたがらない理由は・・
〇仲間同士のトラブル(友達同士の喧嘩・いじめ)
〇指導者への不信感(監督・コーチが怖い)
〇野球への思い(野球自体が嫌いになった・野球が面白くない)
大きく分けるとこの3つだと思うんですね。
私自身、野球をしている時に、仲間同士のトラブルや指導者への不信もありましたが
今、振り返ってみると、それを親に相談することは一度もありませんでした。
自分の中で解決出来たり、仲間のおかげで親に言うところまでいかなかったという感じでした。
ですが、母親はそれを敏感に察知していたのだと思います。
私の母親は野球に熱心のほうではありませんでしたが
自分が凹んでいる時にお弁当に大好物のコロッケが入っていました。
母なりの
「がんばれ」
「負けるな」
というエールだったのだと思っています。
私は野球での悩みを親に言わずに解決出来た時にまず思ったことは
「親に言わないでよかった」
ということでした。
親に心配をかけないですんだ・・
そう思う気持ちが強くありました。
ですが、心の奥にはいつも親に見守られていた感情があったんですよね。
「いつも味方でいてくれてありがとう。」
そう思っていました。
親に心配をかけたくない・・
私の場合は何かあっても
「言わない」
という感情だったように思えます。
ですが、心の中ではいつも親に見守られていて乗り越えられたのだと思っています。
しかし、お子さんによっては
「言わない」
ではなく
「言えない」
という悩みを抱えたお子さんもいます。
親に言うことによって・・
仲間同士の仲がもっと悪くなるかもしれない。
もっといじめられるかもしれない。
監督やコーチがもっと怖くなるかもしれない。
親御さんに相談することによって事が大きくなることを恐れて口を閉ざすお子さんもいます。
もしくは、こんなケースもああります。
以前に親に相談したけれど・・
「もう少しがんばれ」
「何を弱音を言ってるんだ」
と言われ、親御さんに相談しても無駄だと子どもが思っているケースもあります。
これらの子供は「言わない」というより「言えない」という思いが強いのかもしれません。
見守るのか・・
手を差し出すのか
親として何が難しいのかと言うと・・
親の手を借りずに、子供が自分で解決する出来ることが子供の自立を早めることがありまあす。
見守っていることがいい方向にいくケースですね。
ですが・・
親が話を聞かなかったために・・
子どもが沸騰した鍋のようになってしまうケースもあります。
子どもが親に助けのサインを送っているケースですね。
見守ることがいいのか手を差し伸べたほうがいいのかを判断することはとても難しいことです。
ですが、その判断こそ一番近くで見ている親だからこそ出来ることなのではないでしょうか。
そして、そういう時に、親には言えないけれど、兄弟に言えることがあるのかもしれません。
お子さんが野球を始めたあの日のように、楽しく野球に行ってくる週末が来るよう応援しています。
~年中夢球~
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