練習の朝…
今日の朝は冷え込んでいます。
子供は上着を着ていく様子がありません。
そのままでは風邪をひいてしまうかもしれません。
そんな時あなたならなんて声をかけますか?
「寒くない?」
「上着を着たら?」
「上着を着ていきなさい!」
こんな声を掛けるでしょうか・・
「寒くない?」
は投げかけです。
「上着を着たら?」
は助言です。
「上着を着ていきなさい」
は強制です。
学年にもよりますが・・
前日の夜と当日の朝に自分で天気予報を見て練習や試合時で自分の体の体温調整を自分自身でコントロール出来るようにならなければいけません。
夏場の暑い時も着替えを何枚持っていけばいいのかというのも同じことですね。
自分自身で情報を得て自分自身で考えることが野球には必要なことです。
試合の時…
指導者の皆さんは選手にどう試合前の指示を出すでしょうか?
試合開始が11時。
10時30分ベンチ入りと役員の方から指示がありました。
何時から体を動かしはじめて何時からキャッチボールを始めなさい…
こんな感じでしょうか?
私はチーム結成時から半年ぐらいまでは
「9時から体を動かし始めてストレッチ…その後にランニングとアップ…」
などと指示を出しますが半年過ぎくらいからは試合時間とベンチ入りの時間をキャプテンに告げるだけです。
自分達で考えて動きなさい…
ということです。
何もない所からいきなりこのステップに行こうとする方がいらっしゃいますが小学生にはなかなか厳しい事です。
だからこそ半年間はこちらである程度は指示を出し導く期間も必要だと思っています。
最初は不慣れでとまどいますが数試合もやっていくとキャプテンと周りの子で話し合いながら上手く回せるようになっていきます。
「試合時間がお昼にまたがるから軽食はさんでおこう」
「今日は暑いからいつもよりアップ開始時間を少し遅らせよう」
「朝一番の試合で体が起きていないからダッシュを少し増やそう」
子供達同士でそんな相談をしながら試合前のアップを自分達で決めて行っています。
ただ今日はティーを多目にしたいなどの意向がある場合にはそれを選手に伝える場合もありますし、アップの時にコーチも付いています。
半年間、コーチの指示をしっかり聞いていたチームはそのことを頭に置いて自分達で試合前から自分達の体をコントロールすることが出来ます。
「体をコントロール」するということは大切なことです。
『体をコントロールする』には『頭をコントロール』出来なければ出来ません。
頭をコントロールするということは所謂「状況判断」が出来る力が必要です。
『体と頭を自分自身でコントロールする』
いいプレーヤーの条件の一つです。
~年中夢球~
理想と現実
理想を求め、促して、我慢する。
自主性は究極の理想です❗
それにはキャプテン!6年生たちに、らしさを求めています。
最近の子供も私たち大人も、幼さを色々感じています。
自主性…私も野球を通して彼等に学んでほしい一つです。
子供が指示を待つこともいけませんが、すぐに指示を出してしまう大人にも問題があるのかもしれませんね。