少年野球~高校野球 子供を持つ親と指導者のサポーター~

少年野球~子供に必要なのは「行動力」ではなく「考動力」~

今から二人の子のお話をします。

みなさんはお子さんがこんなことをしてしまったら・・

どう対応するでしょうか?

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お弁当をこぼしたA君

お弁当を食べていた小学3年生のA君。

楽しくて、はしゃぎすぎたのか、テーブルの上に食べものをこぼしてしまいました。

そればかりか、持っていたお箸まで床に落としてしまいました。

この子はこの後どうするのだろう…

こういう時にどういう行動を子供がとるのかを見るのが好きです(^_^;)

敢えて声をかけずに見ていると・・

近くにいた自分のお母さんに

「お母さーん!お弁当をこぼしちゃった!」

とその子はお母さんを呼びました。

「あっ…お母さんに助けを求めたな」

と心で苦笑いしていたのですが・・。

A君のお母さんの行動

それに気が付いたお母さん。

「もう、何やってるのよ!」

「だから『ふざけないで食べなさい』って言ったでしょ!」

と叫ぶお母さん。

子供は何も言わず立ち尽くしたままです。

するとお母さんは

「全くしょうがないんだから!」

そう言いながら少し怒った顔でお母さんはテーブルの上の食べものを拾い、雑巾で拭き始めました。

周りの選手に

「ごめんねー。みんなは汚れてない?大丈夫?」

そう言って、今度は落ちたお箸をお母さんが洗いに行きました。

戻ってきたお母さんは洗ってきた箸を渡し

「ちゃんといい子にして食べて!」

そう言うと子供は

「うん」

と答えて事は終わりました。

お弁当をこぼしたB君とお母さん

数カ月後・・

同じ3年生のB君がテーブルの上に食べものをこぼし、持っていたお箸も床に落としてしまいました。

数ヶ月前と全く同じ場面です。

この子はどういう動きをするのだろうと見ていると・・

その子のお母さんがその一部始終を見ていました。

見ていましたというより…

見て見ないフリをしていたというほうが正しいかもしれません。

我が子に一切声をかけないお母さん。

B君は

『ごめん!よごれてない?』

と周りの選手に声をかけ・・

自分で食べ物を拾い雑巾でテーブルを拭き始めました。

お母さんは相変わらず何も言いません。

その後、B君は落ちた箸を自分で拾い自分で洗いに行き席に戻って行きました。

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子供に必要なのは『考動力』

A君は全てお母さんが全て手を差し伸べたのに対して

B君は全て自分の手でこの場面を解決しています。

B君の行動は当たり前のことと言えばそれまでなのですが・・

僕が感心したのはB君のお母さんなんですね。

子供が起こしたことに子供自身で考えさせ行動させていることが伝わってきました。

野球というスポーツは試合中に自ら考え動かなければいけない場面が必ずあります。

いつも指示を待っていたり、自分で考えて動かない選手はこういう場面でどうしていいかわからなくなります。

「行動力」の前に自らが考えておく動く「考動力」が大切なことです。

大人が全て手を出すことは簡単です。

ですが子供が自ら考え行動することに意味があるのではないでしょうか。

子供ですから時にその「考動」は間違えるかもしれません。

それでも子供が『考動』した後にそれは『間違いだ』と教えてあげればいいのではないのでしょうか。

事前に大人が手を差し伸べるのと子供が考えて動くことでは全く意味合いが違います。

子供の『考動力』を育てることが自主性に繋がっていると思います。

そして・・

子供が何かあった時にすぐに手を差し伸べてしまう大人こそ『考動力』が必要なのかもしれません。

~年中夢球~

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野球少年を持つ親御さんと指導者の皆様へ元気を送り続ける[年中夢球]です。 神奈川野球雑誌『ОNEDREAM』に連載中。
Comment (1)
  1. こが ゆき より:

    考動力…
    母親としての自分の言動に反省する事ばかりです。
    子供を信じて見守る!
    心がけてはいるのですが…
    これを機に今一度、自分自身の考動力を見直していきたいと思います。
    ありがとうございました

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