野球をしている以上「エラー」は避けては通れないものでありどんな名選手やプロ野球選手もエラーをしない選手はいません。
もちろんエラーをしないために子供達も厳しい練習をしているわけです。
ですが・・
やはりエラーは出ます。
その時にそれをどう「切り替える」かがとても大切なことになってきます。
エラーをした気持ちを切り替えられないでそのままズルズルしてしまう選手。
エラーをしても気持ちを切り替えられる選手。
その違いはどこにあるのでしょうか?
エラーをしたら必ずアクションを入れなさい。
私は子供達にこう話しています。
エラーをしたら切り替えのアクションを入れることは大切です。
このことの記事は過去にも書いたのでこちらから↓
エラーをした後に次はミスをしないようにしようと考えるな。
そう話しています。
ミスを避けようと思えばプレーは萎縮します。
切り替えるために行動を一つ入れることは大切ですが同時に『切り替えるタイミング』も大切なことです。
エラーをしてしまった・・
切り替えれていないまま守りにつきまた次の打球も・・
こうなると切り替えるタイミングを逸しもう自分でもどうしていいのかわからない状態に陥ります。
そう考えると『切り替えのタイミングはエラーをした直後』でなければいけません。
切り替えのうまい選手は自分ですばやく切り替えすることが出来ますが小学生はなかなかそうなることが出来ません。
だから周りの仲間やスタッフが声をかけるなりタイムを取って間をとることが必要になってきます。
ここでしっかり切り替えが出来ないと『悪いイメージ』を引きづったままプレーをし
またエラーを繰り返す『ダメージ』に変わってしまいます。
ボクサーの人はパンチがこうきたらこう避けようと考えているのではなく体が自然に動くそうです。
車の運転もそうかもしれませんね。
ああしてこうして・・と考えるのではなく運転もある程度勝手に体が動いていますよね。
野球の守備も同じである程度は「体が勝手に動く」状態でなければいけないと思います。
そのためにはたくさんの練習が必要になってきます。
ボクサーの人も車の運転もそういう量をこなしてきたから体が勝手に動く状態になっているはずです。
エラーをした選手に試合中に技術的なことをあれこれ言うと考えだし切り替えることが出来なくなるケースがあります。
『足が止まってたぞ!足を使え!』
などの一言ぐらいならいいでしょうが・・
試合中に長い時間あれこれ技術指導をしてもエラーした子の耳には入っていかないのではないでしょうか。
『いつも通り!』
この言葉が一番有効なのではないでしょうか。
『いつも通り』は『練習通り』です。
だからこそ練習が大切なのは言うまでもありません。
一言に『切り替えろ』と言っても幼い小学生はどう切り替えていいのかの『方法』をわかっていない子がほとんどです。
切り替える方法。
周りの声がけ。
そういったものも指導してあげることも大切なひとつです。
そして・・
そういう経験をした上で中学や高校に行ったときに
『切り替えスイッチ』を自分でON出来るような選手になってほしいですね。
切り替えスイッチだけでなく・・
リラックスするアクションや・・
自分を奮い立たせるスイッチ。
そういうものを子供が自分自身で持ち自分で自分をコントロール出来るようになってくれると
プレーにもいい影響与え実生活にも役に立つことが出来るのではないかと思います。
~年中夢球~