ユニフォームは「正装」です。
ユニフォームをきちんと着こなすことで
「これから野球をする」
という真摯な気持ちと向き合うわけです。
私は子供にダラダラと時間をかけると言う意味ではなく
「ユニフォームを着ることに時間をかけなさい」
と話しています。
アンダーストッキングを履き…
ストッキングを履き…
ユニフォームの下を履いて…
ユニフォームの上を着て…
ベルトをキッチリ締める。
この間に今日は「今から野球を始める」という気持ちのモチベーションが上がってくるはずです。
『今日はあれを意識して練習をしよう』
『今日の試合はこうしよう』
そういうものをユニフォームを着ている最中に考えるのです。
ここからもう準備が始まっているわけです。
時間をかけキッチリユニフォームを着ることで野球に対して真摯な気持ちになります。
ユニフォームをだらしなく着ればだらしない気持ちで野球をすることになります。
ユニフォームの着こなしがしっかりしている選手はプレーもしっかりしています。
「着こなし」
とは高価なものを身につけているどうこうではありません。
「どう着るか」
です。
『どう着るか』と考えるという事ことは
『着る人の心』
をユニフォームは表しています。
監督さんやコーチの方々も子供に
「ユニフォームをきちんと着なさい」
そうおっしゃいますよね。
では我々指導者はどうでしょうか?
子供に言うということは大人が出来ていなければ「見本」とはなりません。
そうでなければ子供に対して「説得力」がありません。
技術的なプレーの『手本』を子供に見せることも大切ですがユニフォームの着こなしを子供に見せる『見本』も大事なことです。
指導者の方とお話をしていて
「この方はいい事を言うなあ」
と思っていた時に…
足下を見たら、アップシューズのかかとを踏んでいるのが見えました。
そうなるとどんないいお話をされていても『説得力』がなくなってしまうんですよね。
心の中は時として見えませんが外の姿は必ず周りの人に見られています。
もちろん子供にも・・
指導者のユニフォームの着こなしは子供の見本となります。
こんなユニフォームの着こなしをしてはいないでしょうか?
①ユニフォームの上着のボタンを上まで留めない
スーツで言えばネクタイをキッチリ上までしていなのと同じです。
②ストッキングを履かない
子供がアンダーストッキングだけで練習している姿を見かけます。
見ると指導者の方も・・
ストッキングは飾りではありません。
怪我防止のためのものです。
③ユニフォームの下の裾のゴムを留めない
裾のゴムを留めずにダラーっと伸びているユニフォーム姿はかっこいいとは思えません。
④アップシューズのマジックテープを留めない
これをしている指導者の方が残念ながら多いです。
⑤スパイクやアップシューズのかかとを踏んでいる
問答無用です。
子供に野球を教える資格が有りません。
⑥ベルトをしない
スーツ姿にベルトが無かったら・・
ユニフォームは正装です。
⑦ユニフォームの上をズボンの中に入れない
ユニフォームの上はエプロンではありません。
⑧カバンのファスナーが開いている
ユニフォームとは関係ないかもしれませんがこれをされている指導者の方も多く見かけます。
ユニフォームを正しく着こなすことは『身だしなみ』です。
『身』を『美しく』すると書いて
『躾』
と読みます。
指導者の方のユニホームの着こなしは子供にも影響を与えるのではないでしょうか?
~年中夢球~