少年野球~高校野球 子供を持つ親と指導者のサポーター~

少年野球 ミスをするなと言うから子供はミスをする

学生の頃…

教室で手を挙げて発言することって勇気がいることではありませんでしたか?

それは何故でしょうか?

間違えてもいい

「答えを間違えていたらどうしよう」

「みんなにどう思われるだろう」

そんな気持ちから手を挙げることをためらったことってありますよね。

私は子供に指導する時には自分から答えをすぐに言わないように心がけています。

「こういう時はどうしたらいい?わかる人手を挙げてみん」

なるべく子供に言わせるようにしています。

理由は2つあります。

①自分で考えさせる

②間違えてもいいから発言させる

今回は②についてのお話です。

最初は多くの選手は手を挙げるのを嫌がります。

間違えたら恥ずかしいと思うからなんですよね。

練習や試合でミスをしたくない…

それと同じような感覚です。

「間違えてもいいぞー。何でもいいから意見を言ってみよう」

そう言うと全員の手が挙がります。

間違えてもいい…

その一言が彼等に「安心感」を与えるからです。

今ではうるさいくらいに全員手を挙げますが(笑)

でも・・試合で一番怖いのはミスです

試合の時に監督・コーチが一番怖いもの…

それは「ミス」です。

その思いから試合前に

「フォアボールを出すなよ」

「エラーをするなよ」

「中継ミスをするなよ」

こんな言葉をかけていないでしょうか?

試合前にこういう言葉をかけられた子供たちは

「ミスをしてはいけない」

そのことで頭がいっぱいになります。

ミスをしてはいけない…

そう考えればプレーは委縮します。

いつも通りのプレーが出来なくなります。

否定的な言葉は頭に残ります

そして「否定的な言葉」は彼等の頭の中にこびりつきます。

「ピンクの象を想像してはいけません」

そう言われると…

頭の中で「ピンクの象」を想像してしまいませんか?

「フォアボールを出すなよ」

と言われれば

フォアボールの事が頭の中に残り

「エラーをするなよ」

と言われれば

エラーの事が頭の中に残ってしまいます。

押し出しのピンチで・・

ある試合で…

1点リードで最終回へ。

ピッチャーの子が先頭バッターから3連続フォアボールでノーアウト満塁のピンチを迎えました。

タイムをかけてマウンドへ

「お前…今、フォアボールのことで頭がいっぱいだろ?フォアボールを出しちゃいけないと思ってんだろ?」

そう言うと

「あっ…はい」

と答える彼。

「お前さフォアボール出さないために投げてんじゃないだろ?目的はバッターを抑えるために投げてんでしょ。フォアボールを出さないようになんて投げてたら腕も振れなくなってストライクが入っても打たれる。腕を振ることだけ考えていこう。開き直って投げてみん」

そう彼に伝えるとそこから三者連続三振でバッターを打ち取りました。

選手自身も強くならなければいけません

指導者は試合前にマイナス思考になりがちです。

だからと言って否定的な言葉を使ったりミスをしないように言うことで子供たちのプレーは委縮します。

逆に選手側からすれば

「失敗してもいい」

そう思えるようになったらメンタルが強くなってきている証拠です。

極端な話ですが・・

ミスをして監督・コーチに怒られたって気にしないぐらいの感覚でやる子のほうが試合中のミスも少ないような気がします。

ミスをしないように練習をしても幼い小学生はミスをします。

試合前…

ミスをしないようにと考えるより、ミスが出た後にどう対処していくかを考えたほうがいいと思います。

~年中夢球~

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野球少年を持つ親御さんと指導者の皆様へ元気を送り続ける[年中夢球]です。 神奈川野球雑誌『ОNEDREAM』に連載中。

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