うちの子は野球が上手くありません。
レギュラーも程遠いです。
毎日練習もしているのに上手くなりません。
もう野球を辞めたほうがいいのではないか…
親としてそんなことまで考えてしまいます。
こういうご相談をよくいただきます。
それは「今だけ」を見ているからではないでしょうか?
間違った練習をしていない限り
野球は必ず日々上達しているはずです。
過去のお子さんと比べてみれば
成長しているはずです。
そう感じとってしまうのは
他の子と比べてしまっているからかもしれません。
他人と比べても「劣等感」と「自己満足の優越感」しか生まれてきません。
今、見える景色だけで判断しては早いと思うのです。
焦っているのは親御さんだけなのかもしれません。
小学校で実を結ばなくても中学校や高校で花開く選手もたくさんいます。
でもお子さんは見えない所で成長しているかもしれません。
花は咲いていなくても根を下に下に伸ばしているのかもしれません。
私たち大人にも見えない景色のところで子供は成長しているのかもしれません。
その見えない部分での成長が中学校や高校で目に見える部分として出てくるのかもしれません。
「今」を「全て」と思わないことです。
高校生は秋の大会が終わってしばらくすると
長い長い「冬」がやってきます。
冬練は辛い時期でもあります。
それなのに成果が見えずらい季節です。
「冬は根を下に下に」
という言葉があります。
夏の甲子園を目指す華やかな「目にみえる景色」で花を咲かせることもあれば
冬の練習のように「目に見えない景色」で根を下に下に生やす時もあります。
その根は地中で他の仲間と絡み合い「絆」となって強くなっていきます。
辛くて厳しい季節だからこそ自分も周りの選手との絆も強くなるはずです。
夏に大輪の花が咲くはずです。
我々指導者や親は正しく水を与えてあげなければいけませんね。
水を与えないのはもちろんですが、水の与えすぎにも気を付けなければなりません。
我々大人も「今見えている景色」だけを見すぎているのかもしれません。
見えない部分を見ることは不可能なことです。
だからこそ見えない部分を「信じよう」とすることが大切なことなのではないでしょうか。
~年中夢球~
今日の私(母)見られてたのでは❗と思いました。試合で打てない ポロんちょした息子 直ぐ家に戻れば愚痴ってしまいそうだったので 別行動してカフェに寄ってクールダウンしている時に読ませて頂きました。