少年野球の息子を持つ母から高校野球を終えた息子への未来の手紙です。
少年野球…中学野球…そして高校野球…
野球を続けていく上で母の子の「見守りかた」はとても大切です。
野球少年の母から高校球児の母へ…
高校野球を終えたあなたへ
あなたがこれを読むのは高校野球を終えた日。
そう思って書いているけど…
ひょっとすると野球をやっていないのかもしれない…
そんな想いもあります。
その時は、この手紙はあなたに渡さず私の手元に置いておくつもりです。
あなたが野球をやりたい。
そう言って少年野球をやりはじめてから1年が経ちました。
野球のことなど何も知らない私でしたが、あなたがやりたいと初めて言い出したことだったから、嬉しくて…嬉しくて
でも…
野球が何もわからない私には「野球少年の母」は想像以上なことばかりでした。
お当番…
母業との両立…
仕事…
心が折れそうな時もあったけど
野球をしているあなたのキラキラした笑顔。
それだけで頑張れています。
それだけで幸せです。
まだ野球をやり始めて一年。
きっとこれから色々なことがあるでしょう。
私と衝突することもあるでしょう。
口やかましく言ってしまうこともあるでしょう。
野球をやめたいとあなたは言うこともあるかもしれません。
でもね…
全てを受け止めるつもりです。
あなたの「母」ですから。
「野球少年の母」ですから。
あなたに「野球少年の母」にさせてもらったのですから。
少年野球の最後の日。
あなたはどんな最後を迎えるのかな。
胸からたくさんのメダルをぶら下げてはじける笑顔なのかな。
優勝出来ずに、悔しい顔なのかな。
どんなあなたでも、あなたががんばってきたことだから、きっと私は涙するでしょう。
中学の野球はどんなことが待ってるのかな。
もうこの頃は「ママ」って言われなくなってるね。
ちょっぴり寂しい気持ちもします。
今のあなたを見ていると想像も出来ないけど反抗期もあるのかな。
でも…
全てを受け止めるつもりです。
「どんとこーい」
ですよ。
「野球少年の母」だから。
あなたに「野球少年の母」にさせてもらったのですから。
高校野球はどんなことが待ってるのかな。
野球を続けてくれているのかな。
これを読んでくれているということは、野球を続けてくれたってことだよね。
きっと身長も私を抜いてるでしょう。
今はこんなに小さいのに。
辛いことがたくさんあったよね。
でも、その辛いことの半分ぐらいは私の知らない所であなたは自分で解決してきたのでしょう。
気付いてあげれなくてごめんね。
あと何回あなたにお弁当を作ってあげれるかな。
あと何回あなたに背番号を縫ってあげれるかな。
あと何回あなたの涙する顔を見れるかな。
あと何回あなたの笑顔が見れるかな。
野球ってすごいね。
二人を結びつけてくれた野球に感謝だね。
高校野球最後の日…
今では想像出来ないけど
あなたに言いたい言葉。
「高校球児の母にしてくれて有り難う」
あなたが10年後…
この手紙を読んでくれますように。
~年中夢球~
3人の野球少年の母です。
3人とも少年野球から始まり、長男は高校野球を終え、次男は高校野球真っ只中、三男は中学野球が始まったばかり。
野球母大変なこともあるけど、3人3様。息子たち同様私にもたくさんの出会いがあり、泣いたり怒ったり笑ったり充実してます。
ありがとうね。