少年野球~高校野球 子供を持つ親と指導者のサポーター~

少年野球~練習試合で強いのに公式戦で勝てないチーム~

『今日もコールド勝ちだ!今年のチームは強いぞ!』

『今日も大差での勝利だ!このまま行けば優勝出来るかも!』

練習試合の後にこんな声をよく耳にします。

コールド勝ちですが・・

以前・・

コールドで練習試合に勝った試合の時のことです。

僕からすると勝ったは勝ったけど内容的にはボロボロの内容。

コールド勝ちしたものの打ったヒットは3本。

後は相手のエラー・フォアボール・・

取った点ではなくもらった点ばかり。

バント失敗が2つ。

サイン見落としが2回。

守りでも、練習でやってきた中継のミス、狭殺プレーのミス。

声をかけ合わなかったために譲り合ってフライがポテンに・・

結果はコールド勝ちでも、僕からすると反省が多い試合で突っ込みどころ満載の試合でした。

指導者の視点

指導者の視点

試合終了後・・

一人のコーチが子供の所に駆け寄ってこう言いました。

『すごいな!お前たち!これで○試合連続コールド勝ちだな!公式戦もいけるぞ!』

気持ちはわかるんです。

結果だけ見たらコールド勝ちですから。

このコーチの視点は

『コールドで勝った。公式戦も優勝できるかもしれない』という結果からくる展望です。

僕からすると

『内容がボロボロ。このような試合をしていたら優勝なんて出来ない』という内容からくる修正。

大切なことは指導者がどういう視点で試合を見ているかという事です。

公式戦のための練習試合

『勝ち負けより内容』

私は練習試合に関しては基本この考えです。

公式戦前だったり、時期によっては勝ちにこだわる練習試合をする時もありますが、練習でやってきたことが試合でどれだけできたのかを練習試合で確認し公式戦に向けて修正する・・

そのための練習試合だと思っています。

若いころは練習試合でも勝ちにいこうとすることが多かったですが、今はずいぶん練習試合に対する考えも変わりました。

練習試合○連勝!

と言うのは僕の中ではあまり興味がない所なんですね。

練習試合でいくら勝っても公式戦に勝たなければいけないわけですから。

当たり前の事ですが、公式戦で勝つために練習試合があるわけです。

練習試合に勝つための練習でもありません。

練習も練習試合も公式戦に勝つためのものです。

指導者が自分のチームを正しく評価できているのか

こういう試合の後こそ試合終了後のミーティングが大切になってきます。

私が見てきたチームの中で『強い』と言われていたチームは子供達がわかっていました。

『勝ったは勝ったけど内容が良くなくこんなんでは、上にはいけないと思います』

僕からはミスが起きた原因と修正部分をこれからどうするかを言うぐらいでした。

ですが、どうしても結果だけを見てしまう子供もいます。

子供ですから。

そんな時に指導者が子供と同じ目線で練習試合の内容より結果だけに目が行ってしまったら・・

公式戦に負けた時・・

『練習試合では強かったのに・・』

『本番に弱いんだ。気持ちの問題だ・』

そんな言葉を並べてしまうのではないでしょうか?

確かに気持ちの問題もあるのかもしれませんが、全て気持ちのせいではないはずです。

内容が良くないのにコールド勝ちをしたという結果で自分のチームの力を過大評価し、指導者が修正すべき所を修正してこなかったことが原因であるケースもあります。

あの回がなければ・・

『あの回がなければ勝てたのになあ』

この言葉も同じです。

僕からすると

『あの回が出てしまうから負けるチーム』なのです。

どうやったら「あの回」がないようにするかを考え修正していかなくてはいけないんです。

「あの回がなければ」という考えではなく「あの回があるチーム」という考えにスイッチしなくてはいけません。

 

コールド勝ち・・

得点だけではわからないものがあります。

打って取った10点なのか・・

もらった10点なのか・・

同じ10点でも全く違う10点です。

 

親御さんからすると『コールドで勝ったのになんで怒られてるんだろう』と思う事があるかもしれませんが、それは『結果』ではなく『内容』を見てくれてる指導者さんなのだと思います。

そして、我々指導者はその「内容」を反省・修正し公式戦までに何をすべきかを考えなくてはいけません。

~年中夢球~

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野球少年を持つ親御さんと指導者の皆様へ元気を送り続ける[年中夢球]です。 神奈川野球雑誌『ОNEDREAM』に連載中。

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