少年野球~高校野球 子供を持つ親と指導者のサポーター~

少年野球~「打たれるのはOKだぞ」「楽に楽に」ピッチャーへの声かけ~

「打たれるのはOKだぞー!」

打たれるのはOKだぞ…

この言葉…

少年野球の試合中によく聞かれる言葉です。

僕はこの言葉にどうも違和感があって使わなかったんですね。

練習でバッターに打たれないようにバッテリーには指導していますし、ピッチャー心理からするとこの言葉はどうなのだろうかと…

フォアボールを出すくらいなら打たれたほうがいいという考えなのでしょうが。

楽に楽に!

「楽に楽に!」

この言葉も少年野球の試合によく使われる言葉です。

これもピッチャー心理として、どうなのだろうかと思っていました。

ある日、全体のミーティングの時に二人のピッチャーに聞いてみました。

「打たれるのはOKだぞー!」

二人のピッチャーに聞いてみました

これってピッチャーからするとどうなのかを二人の投手に聞いてみました。

A君「あんまり好きじゃないです。打たれてOKなわけねえだろって、いつも思っています」

B君「自分は好きです。ストライク入らない時にこの言葉聞くと開き直れます。」

意見が分かれました。

「楽に楽に

これも聞いてみました。

A君「この言葉聞くと力抜けられて好きです」

B君「この言葉嫌いです。こっちは楽に投げてるつもりなんだよ!」

今度も意見が分かれました。

受け取りかたの違い

聞いていて「なるほどなあ」と思いました。

同じ言葉なのに受け取る側で全然別のものになってしまうんですよね。

もちろん「言い方」もあると思うんですよね。

ストライクが入らないピッチャーに怒りぎみで「楽に!楽に!」なんて言われても気持ちよく投げれることなんて出来ません。

そして言っている側の「顔」もありますよね。

怖い顔や嫌な顔でこれらの言葉を言われても、ピッチャーに力をあげるどころか逆効果になってしまいます。

これは選手間同士だけでなく、指導者と選手の間でも同じことが言えます。

「打たれんのはOKだぞ!」

と言っているのに怖い顔で言われてたら子供にはわかってしまいます。

そして普段からの練習や仲間意識も声がけには大きな影響を与えます。

ミスをした選手に

「おい!しっかり!」

と言っても信頼があれば

「おー!悪い!悪い!」

となりますが、信頼関係がない子には、それが「悪魔の囁き」となります。

いい声がけとは「信頼関係」がなければ成り立ちません。

そして、自分が良かれと思っていることがひょっとすると、そうではないのかもしれません。

逆の場合もありますね。

そして、それは日常生活でもあるのかもしれないと子供から教わったような気がします。

~年中夢球~

 

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野球少年を持つ親御さんと指導者の皆様へ元気を送り続ける[年中夢球]です。 神奈川野球雑誌『ОNEDREAM』に連載中。
Comments (4)
  1. 小山孝幸 より:

    うちの子が小学校の時、そのことばよく聞きました。ピッチャーが押さえ込もうと無理に力んで、結果フォアボールを連発したとき、よく耳に聞きました。バックが守ってやるから肩の力抜けという感じです。中学に上がってからは聞こえなくなりました。異変に気がついたときはマウンドにキャッチャーをはじめ、内野陣が集まります。守りも先手必勝でコーチャー、キャチャー、ショートがサインを送ります。最後は監督ですが、すぐスイッチして試合を壊すことは絶対しません。その辺は厳しいです。

    1. 管理人 より:

      コメントありがとうございます。結局は『信頼関係』なのでしょうね。私も野手がピッチャーに声を掛けるときは必ず「振り向かせろ」と言います。

  2. トシアキ より:

    少年野球の投手がボールを連発している時はそのボールが単なるコントロールミスなのか、気持ちが逃げていて、ストライクにならないのか、どこか痛めてしまいちゃんと投げられないのか、そういう所を見極めなければいけません。どこか痛めてしまった投手にいくら声をかけてもダメです。速やかに交代させなければなりません。
    気持ちが逃げている、あるいはコントロールミスが原因ならば、私はその投手に腕を強く振れと指示します。投手はみんな力まないように、そして打たれないように必死でなげていますが、急にストライクが入らなくなってしまうことがあります。
    きっと打たれたくないという気持ちが強くなりすぎて、厳しいコースに投げようとするあまり、そのことばかりに気が行ってしまい、腕の振りが、鈍くなっているのだと思います。きちんとしたフォームで強く腕を振って投げれば、少々甘いコースでも打たれないので、腕を振ることの意識を持たせるようにすればいいのではないでしょうか。確かにきちっと投げても打たれることはあります。それはその打者の方が実力が上ということなので、次は打たれないように練習するしかありません。

  3. 南屋丈彦 より:

    私も学童野球の指導者(コーチ)をしてた頃
    ピッチャーが突然コントロールが
    悪くなった事がありました。
    その日は監督が仕事でこられなくて
    私に全てを任されてました。
    監督の考えは「怪我は仕方ない面もあるが故障はさせない指導」でしたので
    当日は控えのピッチャーも準備させてました。
    その日は地区大会の準決勝と決勝
    準決勝の相手はクリーンナップが身体も大きく
    強打者。すでに準々決勝まで何本も本塁打を打ってました
    チームも地区ではトップクラスの相手でした。
    コントロールを乱した場面は1点差で勝ってて
    6回ノーアウト満塁。打者は3番。
    ピッチャーを見るとベンチに何度も目をやり
    今にも泣きそうな顔。
    私はタイムを告げてバッテリーを呼び
    「このバッターも次のバッターも凄いよな!小学生じゃ無いみたいやな!
    お前達はどう思う?」と聞くと二人とも下を向いたまま。
    私は「コーチは今まで小学生のスタンド越えのホームランを
    見たことが無いから、一度で良いから見たいんだよ~(笑)
    お前達も見たいと思わないか?」と言ったら二人目を合わせて
    そして私に「打たれたら逆転されます。」
    私は「良いから良いから(笑)小学生のスタンド越えはメッタに無いから
    打たれてこい(笑)お前のスピードボールと相手のパワーだったら
    必ずスタンドインするから(笑)あぁ~本物のホームラン見たいわ~(笑)」
    と笑って言ったらキャッチャーが「どこに構えたら良いですか?」
    私は「ホームラン見たいからド真ん中(笑)外野も定位置に戻せ!内野も中間で良かよ(笑)」
    私が大きな声で爆笑しながら言うもんでバッテリーも最後は笑顔で帰って行きました。
    結果は3者連続三振。
    ベンチに笑顔で戻ってきたバッテリーは「コーチ。ホームラン見れんやったですね~(笑)」と
    本当に嬉しかったですね~!
    この試合に勝ち決勝でも勝ち優勝しました。

    私が「ホームラン見たいわ~(笑)」と言ったのは
    その頃所属してた草野球チームのエース(大学時代までの経験者)が
    「『打たせて良いぞ~みんなで守るから』って言葉は
    意外にもプレッシャーになってストライクが取れなくなる」と
    聞いてたことと、長い間学童野球の監督をして強いチームを作ってきた
    父親の「その場に置かれてる選手が自分だと思って声を掛けることが大切」と
    教わってたからです。

    まあ、監督の今までの指導の結果が(優勝)という栄冠を
    勝ち取ったと思います。

    長文すみませんでしたm(_ _)m

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