少年野球~高校野球 子供を持つ親と指導者のサポーター~

高校野球~沖縄で高校野球がしたい…そう言って彼は旅立ちました~

日本一早く夏が始まる沖縄の夏。

沖縄で野球をやりたい

毎年沖縄から熱い夏が始まります。

私の教え子にKという子がいます。

リトルでは、試合に出る機会は多くありませんでしたが、正に盛り上げ役で太陽のように明るい選手でした。

ベンチからの彼の元気な声で打たせてくれたヒットがたくさんありました。

そんな彼から中学3年のある日…

連絡がきました。

「本間コーチ、俺、沖縄で高校野球やります」

「沖縄?」

彼のご両親が沖縄が大好きで何度も家族で沖縄に行っていたのは知っていたのですが…

その後にお父さんと電話を代わりました。

「本間さん、Kだけじゃないんです。家族で沖縄に行きます。家族でKの沖縄での高校野球を近くで応援しに行ってきます」

お父さんの仕事が場所を選ばないお仕事だったこと、一人っ子だから出来たのかもしれませんが大きな大きな決断だったのは間違いありません。

Kは沖縄に旅立つ前にグラウンドに来てくれました。

「今度、会えるのは高校野球終わってからだな」

そう話すと

「また来ます‼」

リトルの時と同じ太陽のように明るく答えてくれました。

怪我に泣かされた高校野球

沖縄に行って…

太陽のように明るく野球をしているだろう。

そう思っていました。

彼の高校野球は故障と怪我の毎日でした。

あの明るい太陽のような彼から笑顔が消えたそうです。

そして

「野球を辞めたい」

彼の口からその言葉が出ました。

お父さんは

「お前を送り出したリトルの監督やコーチのことを思いだしてごらん」

そう伝えてくれたそうです。

その後、彼はまた野球に打ち込みました。

沖縄の太陽のような明るさがまた彼に戻ってきました。

 

甲子園に行きます

ですが…

最後の夏のメンバーに彼の名前はありませんでした。

裏方に回ることになった彼は応援団としてチームのサポートに回ることになりました。

リトルの時から、人を応援することが大好きだったK。

毎日毎日、応援の練習をしたり、応援ボードを作る姿はイキイキとしていたそうです。

そんな彼から、この間、電話がかかってきました。

「本間コーチ、甲子園決まりました!甲子園でもがんばって応援してきます!」

彼は興南高校の一員として甲子園に行きます。

去年は教え子である横浜高校の石川の姿を応援しましたが、今年は、興南高校のスタンドにいるKの応援プレーを楽しみにしています。

沖縄の太陽に負けないぐらいの熱くて明るいK。

その応援はきっとグラウンドにいる選手に光を浴びせるはずです。

沖縄の太陽のように…

リトルの頃と同じように…

今年も教え子の甲子園での姿を見れるのが楽しみにしています。

~年中夢球~

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野球少年を持つ親御さんと指導者の皆様へ元気を送り続ける[年中夢球]です。 神奈川野球雑誌『ОNEDREAM』に連載中。

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