


少年野球 指導の引き出しが増えるコーチと増えないコーチの大きな違い

少年野球 お子さんの素振りが続かない理由

野球というのは【流れ】があります。
私はこの流れというものを非常に重視します。
流れが悪い時はいい当たりが正面になり、流れがいい時は当たりが良くなくてもヒットになることがあります。
1試合のうちに何度かその流れでゲームが大きく動きます。
指導者からすると流れが悪い時に、選手交代をしたり、タイムをとることがあります。
流れが悪い時には「ビッグプレーを狙っていいぞ」とも言います。
そして、流れが悪い時に指導者がイライラしないことが大切であり、バタバタしないことが大切です。
そのイライラやバタバタは子供に伝染します。
しかし、選手でこの流れを読み取れる選手はそう多くありません。
【流れが変わるぞ】という場面。
大きなミスやビッグプレーのように誰もがその流れが変わる瞬間のプレーもあれば、小さ
ほんのちょっとした事で・・
【ん・・今のは?】みたいな細かい部分でも流れの【潮目】が変わる時があります。
相手の攻撃が雑になり5・6球でチェンジになった瞬間だったり・・
よく3人で終わるなと言いますが、これも、正にですね。
バントが初球で決められなかったり・・
ほんの少しの場面で潮目が変わることがあります。
その【潮目】がわかる選手は、普段の練習から【目配り】【心配り】【気配り】が出来て
普段からそういうことが出来ている選手は流れが変わる【潮
潮目を感じられる選手はそうそういるものではありません。
だからこそ普段から【目配り】【気配り】【心配り】ができている選手を育てていきたいと思っています。
そういう選手が一人よりも二人、二人よりも三人いればチームは強くなっていきますから。
そして、流れを持って来れそうな時・
逆に流れを持って行かれそうな時・・
ここでもう一つ大切なことがあります。
それはチームの【スローガン】です。
ここでこそチームの【スローガン】を発揮すべきところです。
それは【常笑軍団】なのかもしれません。
【全員野球】なのかもしれません。
【常笑軍団】なのであれば、流れが変わる潮目の時こそ、笑顔で‥
そうすることによって波の流れを大きな波に変えられるのだと思います。
【全員野球】であればここぞとグラウンド・ベンチで一気に声で畳み掛ける。
先日も書きましたがあの星稜高校の大逆転劇の時。
チームのスローガンは「必笑」でした。
逆境や流れが悪い時でも「スローガン」を徹底した結果があの大逆転劇があったのかもしれません。
だからチームのスローガンはとても大切なのです。
スローガンがお飾りになってはいけません。
よく高校野球のグラウンドにスローガンが書いてあるチームがありますがああすることによって再確認出来ることは、とてもいいことだと思います。
少年野球でも試合の時にスローガンを横断幕で使うことがあるかと思いますが、練習の時から横断幕を目に付くところに置いておくことも効果的だと思います。
スローガンはチームの「約束」です。
だからこそ流れが悪い時は逆境の時にこそ発揮すべきなのです。
そして、それは試合の時だけでなく、練習の時から徹底していなければなりません。
流れが変わる潮目を見るためには練習からの【目配り】【心配り】【気配り】。
そして潮目の時にスローガンでビッグウエーブで流れを引き寄せること流れを変えることになるかもしれません。~年中夢球~