最近の高校野球では選手の 『笑顔』の場面が多くなりましたね。
ピンチの時にも笑顔でいるのは抵抗があるという意見もあれば、リラックスさせるために笑顔はいいという意見もあり、様々な考えがあります。
少年野球や中学野球の場でも親御さんの応援から
「笑顔で!笑顔で!」
試合中にこういう掛け声もを多く耳にするようになりました。
私は自分のチームの選手に試合で『笑顔』の効果って何だ?
と聞いてみたことがあります。
○リラックス出来る。
○仲間の笑顔を見ると元気になる。
○ピンチの時に前向きになれる
こんな声が聞かれました。
試合中に仲間の笑顔を見て元気になるのは・・
共に仲間と厳しい練習をしてきたからではないでしょうか。
厳しくて辛い練習。
あーもうだめだと思った時・・
横を見回せば仲間が歯を食いしばっている姿がある。
自分ひとりじゃない・・
仲間のがんばっている姿を見て
勇気や元気をもらえたはずです。
そんな厳しい時間を共有した仲間だからこそ、
試合中の「笑顔」を見て安心できるのではないでしょうか?
そんな厳しい時間を共有した仲間だからこそ、
試合中の「笑顔」で元気になれるのではないでしょうか?
私は「試合中の笑顔は厳しい練習に比例する」と思っています。
ダラダラとした練習した者が試合中に「笑顔」を作っても何の効果もないと思っています。
今、熱戦を繰り返している高校球児も
たくさんの辛いことや
厳しい練習を
仲間と乗り越えて
夏を迎えています。
そして、彼等は厳しい練習や辛さを『分け合ってきた』のではなく
『分かち合ってきた』のだと・・
一枚のクッキーを二枚に割って、誰かに半分あげる。
本当は自分一人で食べたいけど仕方なくあげることもあるでしょう。
これは『分け合う』
『このクッキー、美味しいぞー』と
仲間の喜ぶ顔を見たいから…
仲間と美味しいことを一緒に分かち合いたくてクッキーを半分にする。
これは『分かち合う』
きっと楽しいことだけでなく・・
厳しい練習を分かち合って
挫折も『分かち合って』
この夏の大会を迎えるはずです。
笑顔が勝敗を左右するかもしれません
0-8で迎えた9回裏、一挙9点を奪って小松大谷にサヨナラ勝ちした星陵高校。
あの時のチームの合言葉は
「必笑(ひっしょう)」
でした。
分かち合ってきた仲間の笑顔が
元気を与え・・安心を与え・・
勝敗を左右するかもしれません。
憧れ続けた「夢」の甲子園。
その夢に向かって仲間と辛い練習を「耐」えてきたから出せる
試合中の「笑」顔。
がんばれ!高校球児!
さあ!
の始まりです。
~年中夢球~