少年野球~高校野球 子供を持つ親と指導者のサポーター~

高校野球~最後の夏を迎える娘へ~

神奈川の高校野球はあと1週間で幕を開けます。

高校3年の娘がマネージャーをしている私の娘も最後の夏を迎えます。

娘へ

「白球を追いかけられるのもあとわずかになっちゃった」

春の大会で負けた後、娘からこうLINEがきました。

兄と弟の野球にいつも連れていかせてきた娘。

「私、野球やる」

小学1年生の時にいきなり言い出したよね。

きっと野球をしなければ、家で会話についていけない。

自分の居場所がなくなるかもしれない。

幼稚園までは決して活発な子ではなかったあなたがそう言い出したのは、きっと、そんな思いをさせていたからだと思っています。

そんなあなたが本当に野球が好きなのかを確かめるのが怖くて

「今日、野球楽しかった?」

と聞いて

「楽しかった」

と言わせていたのかもしれません。

そんなあなたが家に帰ると

「パパ、素振り見て」

と言われることが何よりも嬉しかった。

言えなかった「有り難う」

リトルを卒団し中学で

君が「ソフトボールをする」と言ってくれたあの日。

野球ではないけどとても嬉しかったよ。

リトルの指導があったから、あまり見に行けなかっけど、白球を追いかけていたね。

県大会をかけた中学3年の最後の大会で負けてしまった最後の試合。

チームのみんなが泣き崩れる中、君は僕のま前まで来て笑顔で「今まで有り難う」と言って背中を向けた後、泣き顔を見せないように泣き崩れていたよね。

あの時…

そんな君に涙で声をかけてあげられなかった。

高校野球に携わりたい

中学の部活が終わり…

高校でもソフトボールを続けると思っていた君の出した答えは…

「パパ、私は高校野球に携わりたい。マネージャーになりたい。プレーヤーじゃなくなるけどいい?

そう話してくれました。

そして、高校へ。

おそらく、君が想像していた以上のマネージャー生活だったよね。

朝も暗いうちに出て行き帰りも暗い時間に帰ってくる。

でもね…

君を学校まで送る時間が大好きでした。

仕事で忙しく家ではなかなか話せなかった分、車でたくさん話をしたね。

君の話す内容は自分のことではなく、部員のことばかり…

君は野球が好きなだけじゃなく、部員の皆が本当に大好きだったんだよね。

野球が好きなだけではマネージャーは出来ないんだなと君から教わりました。

そして、君をこんなにもがんばらせてくれた部員の皆に心から「有り難う」と言いたい。

君が僕の前で泣けるように

さあ…

白球を追いかけた12年間の最後がやってきます。

「私は部員より先に泣かない。私が先に泣いたら部員を心配させるから。部員の前では最後まで笑顔でいたい」

そう言っていた君。

3年前…

ソフトボールの最後の試合に言えなかった一言があります。

「有り難う」

高校野球最後の日に泣かずに君に言おうと思っています。

君が野球に携わってきてくれたことは「当たり前」ではなく「有り難し」ことだったから。

君が野球を続けてきてくれたことに心から「感謝」しています。

感謝の「謝」という漢字は言葉を射ると書きます。

だからこそ「有り難う」を伝えたい。

高校野球最後の日…

君が部員を思うように、僕も君の前では「笑顔」でいようと思っています。

君が僕の前で泣けるように。

1日でも長く…

1分でも長く…

夏が終わりませんように。

~年中夢球~

 

 

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野球少年を持つ親御さんと指導者の皆様へ元気を送り続ける[年中夢球]です。 神奈川野球雑誌『ОNEDREAM』に連載中。
Comment (1)
  1. 桑本 千景 より:

    我が家の娘も高校野球のマネージャーをしています。そして明後日が開幕…3年生最後のシーズン。兄の高校野球を見てきたからでしょうか?凄く選手の心に寄り添い何をするわけではないけど、時には厳しく、時には笑顔で部員と過ごしていました。娘のおかげで高校野球を楽しめました。試合にはでないけど打席には立たないけど、娘と共に戦ってくれてる選手の全試合を見れたこと有り難しです

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