ジャイアントキリングはそう簡単に起こるものではありません。
だからこそ『奇跡」と呼ばれるのかもしれません。
ではジャイアントキリングがどのようにして起こるのでしょうか・・
あくまでも僕の主観ですが…
健大高崎さんの『機動破壊」はチームに徹底されているからこそ武器になります。
スローガンが徹底されているチームさんはそれが武器になります。
全力疾走、常笑軍団…
スローガンが徹底されているチームさんこそがジャイアントキリングを起こすチームの条件だと思っています。
過去に対戦していて大敗しているチームさんと戦う前日、選手たちにこんな事を聞いてました。
『お前たちさ・・正直に言うとさ・・あのチームに2回やったら1回は勝てそうか?」
『うーん」と首をかしげる選手たち・・(正直です笑)
『じゃあさ・・3回に1回だったらどうよ?」
『うーん」と首をかしげる選手たち・・(正直です笑)
『じゃあさ・・5回に1回だったらどうよ?」
『5回に1回だったら行けるかも!」・・(正直です笑)
『よし!じゃあ明日がその5回のうちの1回だ!」
戦う前にいける!と選手に思わせることがまずは必要です。
私がジャイアントキリングを起こすための可能性が高い確率としてあげる条件に『先取点」があります。先取点を取って相手を焦らせたい。
そのために『先攻」が欲しい。少年野球の初回は点が入る確率が高い上に相手もエンジンがかかっていなかったりします。
だからこそ試合が温まる前の先取点が欲しいので、強豪相手とやるときはキャプテンには先攻を取ってくるようにといいます。この初回にセフティバントなんかが決まると相手は嫌な感じになってくれたりします。
さて・・運良く先制点が取れました。
例えば4-1で中盤まで勝っていたとします。
『選手には4-3まではいいぞー」と話します。
私自身も1点差まではドーンと構えるようにしています。(心はバタバタですが笑)
4-2になり、こっちが慌ててバタバタすると、子供がバタバタします。
あ・・やっぱりダメかも・・
逆転されるかも・・
そんな気持ちを子供に持たせないように・・
1点差までは覚悟します。
同点になるとやはり地力に勝る相手が息を吹き返してきますから・・同点まではいいという考えもあるでしょうが、同点にされると、やはり、厳しいので1点差まで…
強豪相手との試合になるとピッチャーが四球を連発したり、エラーが連発したり・・という光景をよく見かけます。
いつもなら、しないようなミスをしてしまう。
強豪相手に気持ちが負けてしまっていることもありますが、
強豪相手と戦う時になると選手は『ひとつのミスも許されない」と思いがちになります。
いつも以上にミスをしてはいけない。
絶対にエラーをしてはいけない。
その気持ちが力みを生み気負いになり、いつも通りの野球ができなくなることが多くあります。
だからこそ『いつも通り」のプレーが出来るように指導者は導かなければいけません。
そして『いつも通り」の練習が大切なことは言うまでもありません。
もう少し書きたいことがあるので続きはまた明日に・・
~年中夢球~
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