少年野球~高校野球 子供を持つ親と指導者のサポーター~

高校野球 同じ球場にいない選手がいるのをご存知でしょうか?

高校野球の春の大会が各地で盛り上がりを見せています。

高校3年生はこの春が終わるといよいよ最後の夏を迎えます。

この春の大会でメンバーに入れなかった高校3年生はどのような気持ちでいるのでしょうか?

同じグラウンドにいないプレーヤー

今、行われている春の大会…

自分のチームの戦いを見れない高校3年生がいます。

グラウンドの中にも…

ベンチの中にも…

スタンドの中にも彼等の姿はありません。

彼等は自分の高校の試合グラウンドではなく、違う高校のグラウンドにいます。

そう…

データ班の選手達です。

今は高校野球とはいえ、データは、とても大切なものになっています。

本来であれば…

一桁の背番号をつけてグラウンドの中に立っていたいはず。

それが叶わなくても、ベンチの中に入っていたいはず。

それが叶わなくても、仲間をスタンドから応援していたいはずだと思うのです。

ですが、彼等は「今、チームに出来ること」を考え・・

そして、何よりも「チームの勝利」を考え同じグラウンドに立たずにいます。

データが与える勇気

私は野球は基本、確率のスポーツだと思っています。

パーセントの高い方を基本選びます。

その中に実際にグラウンドに立って感じたものがプラスされていきます。

その確率が高いほうを調べてくれるのがデータ班です。

打球はどこに飛ぶのが多いのかということはもちろんですが、

ピッチャーの初球のストライクをとるのはストレートが多いのか変化球が多いのか・・

牽制球は二度まではあるが三度まではないのか・・

それが一塁と二塁の時では違うのか同じなのか・・

様々な場面での様々なケースでの「確率」をデータ班は見て研究しています。

自分のチームの選手が迷った時・・

データがあれば迷いを消すこともできます。

同じグラウンドに立っていなくても・・

データ班を信じてグラウンドの選手は戦っています。

データ班の親御さんも・・

自分の子供の姿はグラウンドにいないけれどもグラウンドに来てくれています。

こういう親御さんの姿は本当に素晴らしいと思います。

分かち合うこと

データ班は勝利を同じグラウンドで喜びを分け合うことはできませんが、分かち合っています。

一枚のクッキーを二枚に分けて半分あげる。

本当は自分も食べたいけど仕方ないからあげるのが「分け合う」

このクッキー美味しいぞ!と仲間の笑顔を見たいから・・
仲間の喜ぶ顔を見たいから・・
これが「分かち合う」だと思うのです。

彼等が出逢うのは、それぞれが高校に戻ってきた時・・

「おー!ありがとうな!データ通りだったぞ!」

「データのおかげで助かったわ!」

そんな言葉が彼等データ班には何よりの言葉です。

同じグラウンドにいなくても心は繋がっている。

「勝ってくれる」と仲間を信じてデータ班は「自分のやるべきこと」をやってくれています。

データ班はグラウンドに立つ選手よりも1試合先に先にと行動しています。

その1試合先が甲子園に近づいていきます。

データを取る事によって仲間の迷いを消し、仲間に最高のプレーをさせてあげることが出来るデータ班も立派なプレーヤーです。

高校野球はグラウンドにいる9人で戦っているわけではありません。

グラウンドにいる9人をサポートするベンチプレーヤー。
スタンドにいる応援プレーヤー。

そして・・

グラウンドにはいないけれども・・

勝利を信じているデータ班プレーヤー。

彼らの最後の夏は同じグラウンドにいないのかもしれません。

みんなのお陰でグラウンドで戦っている9人。

9人のためにそれぞれの持ち場で戦っている選手。

みんなみんな・・がんばれ!

みんなを応援しています。~年中夢球~

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野球少年を持つ親御さんと指導者の皆様へ元気を送り続ける[年中夢球]です。 神奈川野球雑誌『ОNEDREAM』に連載中。

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