高校野球は選抜で盛り上がっていますが、神奈川は、昨日から春の大会が始まりました。
私も高2の娘がマネージャーをしている高校の大会の応援に行ってきました。
高校2年…あとわずかで高校野球が終わります。
ベンチの中で笑顔でいる娘を見ると、いつもは、待ち遠しかった夏が今年だけは、来てほしくない…時間を止めてあげたい…そんな気持ちにすらなってきます。
野球が出来る事が当たり前だと思っていた。
仲間と一緒に野球が出来ることが当たり前だと思っていた。
母がお弁当を作ってくれることが当たり前だと思っていた。
父が送迎してくれることが当たり前だと思っていた。
このグラウンドで汗をかいたこと・・
みんなで涙を流したこと・・
何気ないグラウンドの光景。
土のにおい。
高校2年生にとっては、その「当たり前」があと数ヶ月で「当たり前」ではなくなります。
そして、当たり前ではなかったことに高校2年生は、この頃から気付き始めているような気がします。
高校野球最後の日に・・・
「当たり前」だと思っていたことが、実は「有り難い」ことだったと気づき、親御さんや仲間や指導者の方に「有り難う」という感謝の気持ちを持つことでしょう。
当たり前ではない・・
有り難しこと。
そして、高校野球を最後まで続けるということは大変なことであり、たくさんの「難」が有ったはずです。
その難が有った「有り難し」も、お子さんが強くなった有り難しだったのかもしれません。
そして、「有り難し」の気持ちは親御さんも一緒ですね・・
子供が野球をしてくれてきたことは「当たり前」ではなく「有り難し」ことだったと感じ、色々な想いが交錯することと思います。
子供さんにとっても親御さんにとっても高校3年生まで野球を続けてきたことは「当たり前」のことではなく「有り難し」ことだったのではないでしょうか。
たくさんの人との出会いは奇跡だったのかもしれません。
だからこそ、高校野球最後の日に、親御さんは子供さんに「有り難う」・・
子供は親御さんに「有り難う」になるのだと思います。
高校野球最後の日。
想像してみてください。
今まで親子で歩んできた道。
少年野球・中学野球・・
そして高校野球。
いろんな場面が頭をよぎるでしょう。
涙が止まらくて・・
言葉に出しても出さなくても・・
笑顔でも涙顔でも・・
たくさんの「有り難う」が溢れていると思います。
そして、その日に親御さんもお子さんも・・
心から【感謝】という意味を知るのだと思います。
感謝・・謝意を感じると書きます。
言葉で言われるものではなく自分が感じるもの。
高校野球を最後までがんばったからこそ、本当の意味の感謝を感じることが出来るはずです。
そして・・
高校野球を最後まで成し遂げたことにより『高校野球』は『孝行野球』になり『高校球児』は『孝行球児』になるはずです。
長い冬が終わり、春がやってきました。
ひとつ季節が変わってしまいました。
あとひとつ季節が変わると…
最後の夏は、眼の前にやってきています。
時間よ止まれ・・~年中夢球~
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