WBC、春の選抜高校野球と野球ファンにはたまらない毎日が続いていますね。
サムライジャパン残念でした…
特に松田選手の気持ちを考えると胸が傷みます。
ですが、松田選手は、これを糧にまた一段と強くなる選手になるのでしょう。
そして、この大会で元気よく活躍していた松田選手に大拍手です。
4年前のWBCで走塁ミスをしていた内川選手がベンチで最後まで大きな声を出している姿が印象的でした。
内川選手は4年前のあの試合を「自分を変えてくれた試合」だと話していました。
きっと皆さんのお子さんにもそういう試合があったはずです。
自分を上手に強くさせるのは練習だけではありません。
練習や練習試合、日常生活では感じることの出来ない「自分の弱さ」を公式戦で知ることはとても貴重な経験です。
そういう挫折や悔しさを味わうからこそ長く野球が出来るのだと思っています。
そして、そういう試合があった時に「悔しさ」を心から感じ取れる選手になってほしいのです。
そして、その悔しさを忘れることない選手でいてほしい。
そして、その試合を「自分を変える試合」として胸に留めていてほしい。
その「自分を変える試合」を見過ごすのってすごくもったいないと思いませんか?
昔、「スクールウォーズ」という番組がありました(年齢がばれてしまいますね(笑))
大敗をしてヘラヘラしている選手に山下真司扮する滝沢先生が「お前たち悔しくないのか」というシーンがありました。「悔しいです」と選手達が涙をし、そこから、チームが変わったという有名な場面があります。
自分のエラーで負けてしまった…
自分のピッチングで負けてしまった…
試合を負けた後に小学生は「悔しい」という感情を持てることは出来るでしょう。
ですが、その後に「自分と向き合える」子は、なかなかいません。
そういう時にこそ、親御さんだったり、指導者の方々が自分と向き合えるための言葉をかけるべきだと思うのです。
いつも練習で出来なかったことが試合で出てしまった。
まずは、今までの自分と向き合わせ、これからのことを話し合う。
僕は自分を変えてくれる試合があるのに、それをスルーしてしまっているケースが実はかなりあるのではないかと思うんですね。
もちろん、その時に怒鳴り倒すのではなく、子供のためを思って子供に伝わるように
そして、「過去」に焦点を当てるのではなく、子供のこれからである「未来」に焦点を当てて話す。
自分と向き合い、自分を変えてくれる試合がお子さんにはあったかもしれません。
大人がかける言葉で「悔しい」以上の感情を持ち「自分を変えてくれる試合」になるかもしれません。
その時に子供を変えられる言葉と気持ちを持っている指導者でいたいと思っています。
そして、松田選手のこれからを見守っていきたいですね。
数年後・・
きっと内川選手のように[自分を変えた試合]になっているのではないでしょうか・・~年中夢球~