試合中にエラーしてしまった・・
試合中に絶好球を見逃してしまった・・
「気持ちを切り換えろ!」
と言ってもなかなか切り替えられないのが子供です。
その「気持ちを切り替えろ!」という時の指導者の顔が物凄く怖ければ、余計に子供たちは、気持ちを切り替えることは難しいでしょう。
ウチの選手にはミスをしたら、気持ちを切り替えるために「切り換えボタン」を押しなさいと言っています。
「帽子を取って空を見る」
「胸を2回叩く」
「グラウンドの土をとる」
そのアクションは子供一人一人違いますが、何か一つアクションを入れなさいということですね。
今まで教えている子でこんな選手もいました。
この子は、エラーをすると、敢えて一度首をかしげるんです。
首をかしげると普通は叱るのですが、この子は、敢えて首をかしげてから、空に向かって大声を出して切り換えボタンを押していました。
何でもいいんです。
要は間をあけなさいということですね。
言葉だけでなく、アクションを入れて、一回、気持ちをリセットする。
この時に指導者の方が
「何やってんだよ!」
「使えねーな!」
などの言葉を公式戦で使ってしまえば、小学生の子供が気持ちを切り替えることは容易ではないでしょう。
そして、気持ちを切り換えられないまま、次のプレーへ…そして、またエラーという負の連鎖が始まります。
切り換えボタンを押した後に「周りの仲間を見なさい」と話してあります。
周りの選手が、エラーをした選手に声をかけるのは当たり前ですが、周りの声をかける選手に言っていることがひとつ。
「必ず顔を振り向かせろ」
と伝えています。
周りの声に耳だけで反応している子は、まだ切り換えが出来ておらず、エラーをひきづっている可能性があります。
下を向いている子は特にそうですね。
だからこそ、顔を振り向かせろと‥
周りの仲間の顔を見て…
その仲間の声を聞く。
切り換えが出来たと同時に安心するはずですから。
ただし、試合中にこうなるまでには厳しい練習があってこそです。
あんなにがんばっていたアイツがミスをしてしまったのだから、笑顔で声をかけてやろう
ダラダラとした練習をしていたチームが試合だけやろうとしても出来ません。
エラーをしてしまったら、何か一つアクションを入れて、仲間の顔を見る。
ここではじめて切り換えが出来る。
その後…
私のチームではエラーをした選手から声を発するという決まりがあります。
それは、我々のチームでは「発進ボタン」と呼ばれています。
その声を聞いて、今まで以上に全員で声を出して「戦闘モード」に入る。
ミスをした後に今まで以上に一つになり、元気をだしていく。
エラーなどの切り換えは、その選手だけでなく、チーム全員で行うものだと思います。
~年中夢球~
中々良いですね❗
私も採り入れて見ます。