少年野球~高校野球 野球少年の親と指導者のブログ

少年野球 学年によって扱いを変える指導者

ある6年生の親御さんからのご相談です。

皆さんのチームはこんなことになっていないでしょうか?

最後の大会を待たずに・・

私の子供は6年生であと大会が2大会あります。

6年生は全部で4人います。

先日の大会で大敗を喫してしまいましたが残りの大会で必ず優勝しようと・・

子供たちはがんばっていました。

しかし・・監督から・・

『残りの大会は来季を考え5年生中心で行く。6年生は試合に出ることはないからサポートに回るように』

そう告げられました。

いきなりです。

あっけなく少年野球が終わってしまいました。

毎年変わる方針

このようなご相談がいくつか来ます。

よくよく聞くと・・

毎年違うらしいんですね。

最後まで6年生で戦う時もあれば・・

今年のようにまだ大会が残っているのに・・

いきなり5年生に切り替わることもあるとのことでした。

こうなると方針も何もなく・・

指導者がただ単に【強い学年】にしか興味がないことになります。

6年生のためにではなく・・

指導者が勝ちたいチームとも言えます。

私は最後の大会は6年生のために全員でがんばる・・

そう言ってきました。

5年生は6年生のためにがんばってくれと・・

そう言ってきました。

もちろんその年代によっては

優勝をする年代もあればなかなか勝てない年代もあります。

それでもウチのチームで【最後までやりきる】ことが大切であり

悔しさや嬉しさを中学や今後の野球人生に役立ててほしいと思っているからです。

下級生は・・

毎年このチームのように・・

なかなか勝てない年代は急に引退を余儀なくされていたら・・

それを見ている下級生の親御さんや選手も不安になるのではないでしょうか?

自分たちの時は最後までやらせてもらえるのか・・

途中で終わりにされてしまうのか・・。

指導者がその年代の強い弱いで6年生を見切るようなことがあっては絶対にいけないはずです。

この子たちは卒団した後にまたこのチームに帰ってきたいと思うのでしょうか?

このチームが自分たちの野球の故郷だと思えるのでしょうか?

~年中夢球~

この記事を書いた人
野球少年を持つ親御さんと指導者の皆様へ元気を送り続ける[年中夢球]です。 神奈川野球雑誌『ОNEDREAM』に連載中。