おそらく殆どの選手が小学校から続けてきた野球…
夏は炎天下の下、冬は厳しい冬練。
目指していた甲子園。
野球は生活の一部となっていたでしょう。
そして、それは親御さんも一緒だったはずでしょう。
「好きなこと」を「好きであり続けること」は難しい。
好きでなくなった時もあるでしょう。
それでも周りの人の支えでがんばってこれた。
高校野球を最後までやり遂げた。
だからこそ、一生懸命がんばって…がんばって…
でも、最後の夏にそれでもベンチに入れなかった。
その時の気持ちはなった者にしかわからないのでしょう。
悔しくて…
なんだか情けなくて…
辛くて…
親に申し訳なくて…
自分への自信もなくなって…
チームのためにと思っても、すぐに気持ちを切り替えられるものではありません。
ですが・・
そこから「チームのために」と気持ちを切り替えることが大切です。
ここで「チームのために」と思える人間と腐ってしまう人間とでは・・
この先の人生が変わります。
チームのために貢献しようと思う気持ちや行動が・・
この時の辛い気持ちや悔しい気持ちである自分自身を助けてくれます。
だからこそ、この時のお子さんを親はしっかり見守ってあげなければなりません。
親御さんにも色々な思いが交錯するでしょうが一番辛いのはお子さんですから。
それでもチームのために貢献しようとする息子さんを誇りに思ってください。
高校を卒業し、社会に出て、結婚をし、子供が生まれる。
この頃になると、ベンチに入れた、ベンチに入れなかったは・・
大きなことではなくなってきます。
野球を通して何を感じとれたのか。
野球をしてきたことが今の自分の人生にどう影響しているのか。
それを人生の先々で感じることが「高校野球」なのだと思います。
死に物狂いでがんばってきた君たちだから・・・
ベンチに入れなくても、先々の人生で感じ取れるものが違うはずです。
がんばれ!高校球児!
そして・・
がんばれ!未来の高校球児!
~年中夢球~