2年かかって・・
高校野球を引退できた。
2年前のあの夏・・
私の息子にとっても最後の夏でした。
多くの球児は少年野球から甲子園を目指し
厳しい練習もがんばってきたはずです。
春の甲子園がなくなり・・
夏の甲子園もなくなり・・
皆さんのお力で独自大会は開催されることになりましたが・・
神奈川の親は・・
神奈川の親だけは最後まで観戦が許されませんでした。
毎日のように高野連さんに理由を尋ねていた2年前。
あの夏・・
神奈川の親は我が子の最後を知りません。
どういう表情で野球をしていたのか・・
どんな涙を流して高校野球を終えたのか・・
我々は知りません。
球場の前まで行って球場の外で最後の夏を終えた親御さん。
1球速報で我が子の姿が見えないスマホの画面だけで夏を終えた親御さん。
その夏の終わりは様々だったはず・・
ただ共通しているのは我が子の最後を観れなかったこと。
先日・・
私の所に来た1通のメッセージ。
そこにはこうかいてありました。
子供の母校と私の母校の試合があり相模原球場に行ってきました。
相模原球場は2年前に子供が引退した場所。
親は入れなかったので、そこで時間が止まってました。
でも・・
今日改めて球場に行き・・
スタンドやグラウンドを見渡し踏ん切りがつきました。
やっと・・
高校野球から引退できそうです!
あの夏・・
一緒の思いで過ごした親御さん達。
もう前を向いている親御さん。
前を向こうとしているのにこの季節になると2年前を思い出してしまう親御さん。
まだ前に進めない親御さん。
色々な想いがあると思います。
この親御さんのように・・
2年かかってやっと高校野球の親を卒業できた方もいらっしゃいます。
私に出来ること・・
それは、講演活動やブログなどで発信し続けることだと思っています。
子供達が野球が出来ることは当たり前ではないこと・・
親御さんが子供達の野球を観れることも当り前ではないということ。
これからも発信し続けていこうと思います。
高校球児達・・
熱い夏を楽しんでください。
高校球児の親御さん・・
お子さんがどこにいようとその姿を目に焼き付けてください。
それは・・
当たり前の事ではないのですから・・。
~年中夢球~