少年野球~高校野球 野球少年の親と指導者のブログ

少年野球 結果を出しているのに試合に出してもらえないという親へ

最近このような相談が親御さんから来ます。

『ウチの子の方が結果を出しているのに公式戦に出られません』

ウチの子の方が結果を出している

結果の判断・・

これは一見簡単そうであり非常に難しいものです。

例えば・・

A君が3打数3安打で3本のシングルヒットを打った。

でも・・

3本ともポテンヒットという内容。

B君が3打席でバントを2つ決め1打席は粘って粘ってフォアボールで出塁した。

結果を見れば・・

A君は3打数3安打。

B君は0打数0安打ということになります。

この結果をどう判断するか・・

どちらが意味のある結果を出したのか・・

という判断は指導者の考え方に変わってきます。

ウチの子の方が結果を出している

例えば部員50名のチームがあったとします。

指導者の方を10名呼んで・・

1番から9番までスタメンを決めてください・・

となったらどうでしょうか?

僕は10通りのスタメンが出来ると思っています。

ですから保護者の方の

『うちの子の方が結果を出している』

というのは僕からすれば1つの意見に過ぎないわけです。

他の人から見ればそう思われていない事だってあるはずなんです。

又・・

技術以外のこともあるかもしれません。

練習態度が悪い・・

私生活に問題があるのかもしれません・・

結果を確かに出しているかもしれません。

野球の技術は確かにあるのかもしれません。

でも・・

それだけじゃ試合に出られないのです。

特に上に行けば行くほど・・。

もっと言えば・・

うちの子の方が結果を出しているのに・・

うちの子の方が上手いのに・・

そう思ってしまっている親御さんの考えが・・

お子さんにいい影響を与えていないのではないでしょうか?

親が結果ばかりにとらわれ・・

一番大切なものを親が見失ってはいけません。

大切なのは経過です。

親が見るべき所は子供の経過です。

~年中夢球~

 

この記事を書いた人
野球少年を持つ親御さんと指導者の皆様へ元気を送り続ける[年中夢球]です。 神奈川野球雑誌『ОNEDREAM』に連載中。