公益財団法人全日本柔道連盟(全柔連)は、同連盟が主催する「全国小学生学年別柔道大会」を本年から廃止すると発表した。
行き過ぎた勝利至上主義や過度の減量指導などが原因とされいます。
これを受けて他のスポーツの全国大会も見直すべきだという声が上がっています。
もちろん野球も例外ではありません。
少年野球で言えば・・
全日本軟式野球連盟が主催する「高円宮賜杯全日本学童軟式野球大会 マクドナルド・トーナメント」。
リトルリーグで言えば全日本選手権などがこれに該当するでしょう。
もちろん色々な意見があって・・
議論されることはいい事だと思います。
勝利至上主義が良く問題視されますが、勝ちを目指そうとすることや日本一になろうと頑張ることが問題ではなく・・
ピッチャーの子に過度の投げすぎをさせたり・・
練習試合なども特定の子だけを出すなど・・
将来のことなど度外視し・・
眼の前にある今のその試合に勝つことだけに囚われてしまうことなのではないでしょうか。
それは子供ではなく指導者や親が勝ちたいという意識が強すぎることから起こる大人の私情による【勝利私情主義】が問題なのではないでしょうか。
または日本一になりたい、勝ちたいという子供の心理を利用する大人もいます。
こういう指導者や親がいるのも事実であり・・
だからこそこういう考えが出てきてしまうのも理解はできるのです。
ただ・・
だからと言って全国大会をなくすというのはあまりにも安易なような気がしてなりません。
全国大会を目指すことで野球を楽しむ子もいます。
楽しみながら勝利を目指し全国大会を目指しているチームもあるでしょう。
これが大きな成功体験になったことで野球の楽しさを知る子も多くいるはず。
その途中で敗れてしまったけどその悔しさをバネにしてスイッチが入る子もいるのではないでしょうか。
悪いのは全国を目指すことではないですよね?
その過程で子供の事を考えない指導者であったり・・
自分の子供を私物のように扱っている親御さんですよね?
正すのはそっちのほうではないのでしょうか。
こういう大人のせいで子供が犠牲になっているように思えてなりません。
もちろん全国大会を目指さないチームもあっていいと思うんです。
チームの方針ですから。
色々な大会があってもいいと思いますし、リエントリーを取り入れている連盟さんもあります。
改革をするところはどこなのか?
それが一番大切なはずです。
~年中夢球~