少年野球チームの数が減ってきています。
少子化の影響や野球以外に様々なスポーツをする子供が増えているのが現状です。
合同チームや合併チームが多くなり多くのチームがその舵取りに苦労されている話も耳にします。
もちろん過疎化などが進む地域では物理的な要因でチームがなくなってしまうケースもあります。
その中でも毎年部員が増え続けているチームあります。
それはいったいどのようなチームなのでしょうか?
子供に野球を楽しくやってほしい・・
親ならばそう思うものですよね。
しかし『野球を楽しく』のこの楽しさは幅が広いものであり
又、個人個人でその楽しむ内容は変わってきます。
例えば・・
A君・・朝から夕方まで一日野球をしたい。勝利にこだわるチームがいい。
B君・・1日3時間ぐらいでいいし、勝敗はあまり気にしない。
という二人の野球少年がいたとします。
二人とも野球が好きで野球を楽しくやりたいと思っていますが
その野球の楽しさは異なります。
A君が1日3時間の練習しかせずに勝敗にこだわらないチームに入団すれば野球は楽しいものではなくなってしまいます。
B君が1日がっつり練習をし勝敗にこだわるチームに入団すれば野球は楽しいものではなくなってしまいます。
つまり今は昔と違い『野球の楽しさ』一つの要素ではなくなってきているわけです。
ここで大切になってくるのがチーム方針です。
指導者の皆さん・・チーム方針が明確に言えるでしょうか?
選手・親御さん・・みなさんのチームの方針をすぐに答えられるでしょうか?
監督・コーチがいくら指導方針があると言っても選手や親御さんに浸透していなければ
それは意味がありません。
私も少年野球の現場にお邪魔しますが・・
部員が多いチームさんはどこもこの【方針】がわかりやすいのです。
練習が厳しいチーム・全員を試合に出すチーム・・
色々なチームさんがありますが人数が多いチームさんはこのカラーが強く出ています。
今・・
人数がなかなか集まらないチームさんはひょっとするとこの方針がないのか、弱くて浸透していないのかもしれません。
チームの方針=指導者=チームの魅力です。
この方針がないのに体験会を何回もやっても非常に効果が薄いものになってしまいます。
監督・コーチの方々はお子さんにどういう野球をしたいのか。
野球を通してお子さんに何を伝えたいのか。
もう一度話し合ってみることも必要です。
逆に保護者の方はお子さんがどういう野球をしたいのか。
お子さんが思う楽しい野球とは何なのかを確認していなければ本当の意味での【楽しい野球】を間違えてしまいます。
~年中夢球~