息子がスランプです・・
こういうご相談をよくいただきます。
まず・・
お子さんは本当にスランプなのでしょうか?
ヒットが打てない=スランプではありません。
ヒットではなくても・・
いい当たりをしているケースもあります。
また・・
振り自体は悪くないケースもあります。
以外に多いのは
【スランプの選手】を周りが創り上げてしまうケースです。
当たりや振り自体はいいのに【結果】がアウトになってしまう時・・
『本当に打てないな』
『お前、スランプだな』
そういう安易な言葉で
スランプではない選手をスランプにしてしまうケースがあります。
また周りではなく・・
同じようなケーズで本人が勝手に
【スランプの自分】
を作り上げてしまうケースもあります。
スランプになった時とは・・
自分がスランプと思った時に始まるのです。
しかし・・
本当にスランプになる場合もあります。
ではどうしたら・・
そのスランプを脱出できるのでしょうか?
今までずっと打てていたのに・・
いい当たりが全く打てない・・。
闇雲にバットを振ってスランプを脱出する人もいるでしょう。
そういう気持ちも大切です。
ですが・・
それではスランプを脱出できた原因がわかりません。
もっと言えば・・
何故スランプになったのかもわかりません。
スランプの悪い振りになっているまま
バットを振り続け余計にスランプが長引くケースもあります。
練習とはそもそも
【イメージを埋めるもの】です。
外角の球を逆方向に打つイメージとその打ち方。
突っ込まないように打つイメージとその打ち方。
そういうイメージを持って練習をする選手と
何も考えていない選手では大きな差が出てきます。
スランプの時も同じです。
いい時のスイングと今のスイングでは何が違うのかを
わかっている選手はスランプを早く抜けられます。
そのために動画や連写をたくさん撮っておくといいですね。
いい時と悪い時の画像を見比べてみる。
少年野球のうちは自分で見つけることが難しいので
指導者の方のアドバイスでいい時と悪い時のスイングを比べてみることが大事です。
開きが早かったり・・
トップの位置だったり・・
必ず何かの違いがあるはずです。
イメージを埋めていく作業が必要になってきます。
中学野球や高校野球になってスランプになった時に
自分自身でいい時と悪い時の振りを比較して
修正していく【修正力】を持てるようになること。
修正力を持つためには・・
考える力が必要になってきます。
考える力を持つためには・・
感じる力が必要になっていきます。
そういう力は野球だけで身に付くものではありません。
普段の私生活から・・
そういう力を身に付けることが必要となってくるのです。
~年中夢球~