何度言ったらわかるんだ・・
何回教えてもお前は出来ないな・・
少年野球の現場でよく耳にする言葉です。
少年野球の指導の見極めって・・
出来る・出来ないではなく・・
まずやろうとしているかどうかだと思うんですね。
小学生の野球少年が指導したことがすぐに出来るようになるだろう・・
という考えがまずはキツイわけです。
ただ・・
そのままにするのではなく・・
それを出来るようにしていくことが指導者でもあります。
いつか子供たちが出来るように・・
自分の経験や勉強したことを子供に指導していくわけです。
でも・・
それを1回や2回で理解し出来るようになるスーパー小学生はほんの一握りです。
自分の指導したことが伝わらない。
自分が指導したことが出来るようにならない。
僕もこういう事とがしょっちゅうあります。
ここで・・
2パターンの指導者がいると思うんですね。
①何回も同じことを言っているのに・・
出来ない子供が悪いと思い矛先を子供に向ける指導者。
②何回同じことを言っても出来ないのは・・
自分の言葉や方法に問題があると思い矛先を自分に向ける指導者。
僕は指導って・・
②だから逆に面白いのではないかと思うんですよ。
自分が言ったことですぐに子供が出来るようになったら誰でも指導者になれます。
自分の言ったことが伝わらない。
自分の言ったことが出来るようにならない。
そうなれば当然・・
考えるわけです。
どう言ったら子供達に伝わるのだろうか?
練習方法を変えてみたら出来るようになるのだろうか?
そうやってまた色々考え勉強していくわけです。
そうすると自然と指導の引き出しも多くなっていきます。
これが出来ない指導者はいつまで経っても引き出しが増えないのです。
だから言葉も同じ事しか言わない・・
練習方法も工夫がない・・
そうすると・・
『何度言ったらわかるんだ』
『何回教えてもお前は出来ないな』
という言葉が出てくるのです。
A君は理解できたかもしれないけど・・
B君は理解できていない・・
だとしたらB君に・・
どんな言葉をかけるのか・・
どんな練習方法ならいいのか・・
を真剣に考えるのです。
指導っていうのは本当に難しいものです。
だからこそ・・
奥深く・・
そして楽しいのではないでしょうか。
~年中夢球~