目標を持つ大切さ・・
目標を持っている選手はどのようなメリットがあるのでしょうか?
先日読んだ本にこんなお話がありました。
【ウサギとカメ】の話・・
どうしてカメはウサギに勝てたとのかというお話です。
ウサギは油断して昼寝をしてしまった。
カメはコツコツと歩みを進めて、ウサギを追い抜いてしまった。
という有名なあのお話。
ウサギとカメの【見ている所】が違ったという内容でした。
ウサギはどこを見ていたでしょう?
ウサギは、カメを見ていました。
対するカメは何を見ていたのでしょうか?
カメは・・
ゴールを見ていたのです。
カメがウサギを見ていたら、昼寝をしているウサギを見て、自分も休んでしまったかもしれない。
ところが、カメはそうしなかった。
という内容のものでした。
子供の目標への進み方に当てはまる内容だなと・・。
強い意志を持った子は強い意識で目標へ向けてがんばるものです。
そうなると・・
あまり周りは気にならなくなるものです。
自主練も自ら行うことが出来ます。
誰かが見ているからやる・・
そういう意識もなくなってきます。
見られているからする練習=【見ら練】をしている状態は・・
正にウサギとカメのウサギの状態です。
目標を持つことは大切ですが・・
大人が無理やり作った目標は目標ではなくなってしまいます。
それは目標ではなく・・
ノルマとも言えます。
目標って・・
言い換えれば【欲】だと思うんですよね。
こうなりたい・・
ああなりたい・・
という子供の願望。
それを聞かないで・・
それを知らないで・・
『ああしろこうしろ!』
『こういう目標を持て!』
と言われた目標が長続きするわけがありません。
目標はあったほうがいいのはもちろんですが・・
挫折や大きな成功体験をするときに立てることが有効です。
ですから・・
その時まで待ってあげることも必要なのです。
無理やり目標を作る必要はありません。
目標を達成した時・・
彼等は何を感じるでしょうか?
がんばった自分への自信と誇り。
そして・・
その目標が自分一人では叶わなかったことに気が付くでしょう。
周りの人の支えやアドバイス・・
そういうものが合って初めて目標は達成できるのです。
目標というものは決して一人では達成できませんから。
その時に・・
【感謝】という言葉を彼等は本当の意味で感じ取れるのではないでしょうか。
こうしろ・ああしろ…と大人が言うより
こうなりたい・ああなりたいという・・
子供の気持ちが目標を作っていくのだと思います。
*『新しい童話の読み方』から引用させていただきました。
~年中夢球~