「自分の本気と、出会う夏。」
今年の夏に開催される第102回全国高校野球選手権大会のキャッチフレーズが決まりました。
私の次男も高校2年生です。
この102回目の全国高校野球選手権で・・
最後の夏を迎えます。
自分の本気と、出会う夏。
全国の高校球児はこの夏にどんな自分と出会うのでしょうか。
私の次男の高校の監督さんの好きな言葉があります。
【最後の夏は嘘をつけない】
手を抜いた練習をしていた選手・・
私生活がだらしなかった選手・・
その全てが夏に出てしまう。
最後の夏の足音が・・
少しずつ聞こえてきています。
だからこそ・・
夏の大会だけがんばるのではなく・・
普段の練習や私生活をどうがんばるかで・・
夏に出会う自分が変わってくるのだと思っています。
しかし・・
どんなにがんばっても・・
どんなに必死になっても・・
届かないものがあるのも現実です。
私の教え子の中で・・
誰よりも必死に練習し・・
誰よりもがんばっていた選手が・・
最後の夏の大会で敗れた時に僕にこう言いました。
『後悔がないよう必死にがんばってきたのに・・後悔だらけです』
そう言って泣き崩れました。
全員が甲子園に行けるわけではありません。
全員の夢が叶うわけではありません。
最後に悔し涙で終わってしまう選手のほうが多いはずです。
そこには背番号をもらえなかった選手の悔しさもあるはずです。
でも・・
高校時代に【野球】というスポーツに対して必死にがんばってきたこと。
高校生活のほとんどを【野球】というスポーツに打ち込んできたこと。
そのがんばってきたことが・・
そのがんばってきた自分が・・
将来の自分を支えてくれるはずなんです。
将来何かにチャレンジしようと思って・・
心がためらった時に・・
『俺はあの時にあんなにがんばれたんだ』
と高校野球を必死にがんばってきた自分が後押ししてくれる時が来るのです。
最後の夏にグラウンドに立てない選手もいます。
最後の夏にメンバーに入れないことは・・
辛くて・・なんだか情けなくて・・親に申し訳なくて・・
そんな気持ちになってしまうかもしれません。
でも・・
将来・・
何か踏み出す時・・
高校野球をやり遂げたという自分が迷っている時の一歩を踏み出させてくれることが必ずあるんです。
将来の自分が・・
過去の自分を認めてくれる時が必ず来るんです。
自分の本気と、出会う夏。
今・・がんばることが・・
どれだけ本気になれたか・・
その本気が将来の君たちを支えてくれるはずです。
がんばれ!高校球児。
~年中夢球~