安心感…
この言葉を聞いて皆さんは何を感じられるでしょうか?
夫婦や恋人…
友人関係…
親子関係…
様々な人間関係の中で我々大人も「安心感」を感じる部分が多くあります。
幼い子供たちはこの「安心感」を私たち以上に求めているのかもしれません。
安心感を与えるために必要なことはいくつかありますが「言葉」が一番大切なことです。
長年付き合ってきた友人や夫婦なら
「話さなくてもわかってくれている」
という安心感を持てるでしょう。
長年付き合ってきたことは一つの「マンネリ化」と言えるかもしれませんが
そのマンネリ化の先に「安心感」を手に入れたのかもしれませんね。
言葉にしなくても親や指導者の方から「安心感」を持てる子供もいるでしょう。
ですが「言葉」が必要な時もあるはずです。
野球をしている子は常に不安との戦いです。
親としてそんな子供にどんな言葉なら『安心感』を与えることが出来るでしょうか。
①明日はいい事があるよ!
②だいじょうぶ!
③出来ないことを考えるんじゃなくてまずはやってごらん!
④いつも味方だからね!
⑤最初から出来る人なんかいないよ!
⑥自信を持って!
⑦あなたならやれるよ!
野球を通して不安になっている子供に対して・・
こういう『言葉』を掛けることによって子供は安心感が出てくるかもしれません。
ただ難しいのは『安心感』だけを与えてはいけないと言う事です。
子供は安心感を時に間違えた解釈をします。
何かあってもお父さんやお母さんに言えばいいや・・
何かあってもお父さんやお母さんが助けてくれるだろう・・
そんな考えから努力を怠ったり人を傷つけたりすることもあります。
一番の安心感は
『味方でいてくれること』
だと思うんですね。
ただその味方の意味を子供は勘違いをしてしまいます。
『あのコーチが嫌い』
『チームメイトのあいつがうざい』
そういう事を言う発言に対してしっかり話を聞かないで親が同意をして
間違えた安心感を与えてはいけません。
親が味方でいると言う事は
『最後の砦』
であるのかもしれません。
子供ががんばってがんばって・・
それでも辛い時に先ほど述べた7つの言葉を言ってあげることが
『本当の意味の味方』であり『安心感』を与えます。
お母さんのお弁当を作ってくれる姿やお父さんの仕事をしている姿を見て自分の事を想ってくれていると感じ『安心感』を得る子もいるでしょう。
言葉と同じように親の行動も子供に安心感を与えられるものです。
私は卒団していく彼等に必ず言う言葉があります。
『中学や高校に行って・・
がんばってがんばって野球をやって・・
それでも辛くてどうしようもない時はここに帰って来い。
そういう時のためにここがある。
自分の居場所がないと思う事があったら必ずここに帰って来い。
ここはいつでもお前たちを待っているからな』
彼等にとって小学生で野球をやったこのグラウンドは『野球をはじめよう』と思った『元の気』の場所です。
そこに帰って来て少しでも『元気』になってくれたら・・
そう思っています。
そしてこのグラウンドも私も彼等の『味方』です。
~年中夢球~