6年生のために…
こんな素敵なメッセージを頂きました。
今日の試合でのエピソードです。
今日は県少年野球大会決勝トーナメント準決勝でした。
6年生にとって最後の大会になります。
結果は…
強豪相手に1-2で惜敗。
3位でした。
その裏には選手の思いやりが感じとれるやりとりがありました。
近年の部員不足で我がチームは…
今年・・
6年生2人、5年生4人、3年生3人でのナインでした。
あとベンチメンバー(1,2年生)も含め全員野球で今年は戦っていたのですが…。
しかし…
今日はチームで1番元気なM(3年生ライト)が風邪でダウン。
本人は背番号9の責任感により・・
試合出場を強く望んでいましたが・・
38°の熱があるとのことで休ませました。
6年生最後の大会ということもあり…
自分は風邪をひいてしまったことに申し訳ないという思いがあったそうで…
『ユニフォームだけでもベンチ入りしたい』
と3年生の1番体の小さい彼からの要望がありました。
背番号9が縫われた小さなユニフォームがベンチに入りました。
みんな打席に向かう前に拝んだり・・触ったり・・お願いしたり・・
円陣の時にそのユニフォームを持って声を出したり。
選手本人が居なくても・・
皆んなの心の中に・・
そのメンバーはいるんだということが実感できました。
今日の試合は惜しくも負けてしまいましたが・・
試合後には選手みんなが3年生の彼に申し訳ないという声が上級生からあがりました。
お互いを思いやる気持ちが現れた試合になりました。
素晴らしいチームさんですね。
M君は大好きな6年生と最後の試合を戦いたかったのでしょう。
そして…
6年生は下級生のために戦いたかったのでしょう。
最後の試合・・
同じユニフォームを着て試合をすることは出来ませんでした。
しかし・・
本来、目に見えない【絆】というものが・・
彼等にははっきりと見えていたのではないでしょうか?
そして今日のことが・・
今後の彼等の野球人生に大切な一つとして・・
心に残っていくはずです。
~年中夢球~