毎日素振りをしない我が子に・・。
「ちゃんと自主練しなさい!」
親御さんがそう言った後に
ふてくされた態度をとる我が子。
「何、その態度は!結果も出てないくせに!悔しかったら結果を出しなさいよ!」
こんなやり取りになったことはありませんか?
「レギュラーをとりなさい」
「エースナンバーをとりなさい」
これも「結果を出せ」ということになります。
「結果を出せ!」
つい親が言いたくなってしまう一言です。
ではこの言葉自体が悪いのかというと必ずしもそういうわけではありません。
我々大人は「結果」が重要視される社会で生きています。
大人になれば社会社で「結果」がどれ程大切なのかを身に染みてわかっています。
だからこそ我が子にもそういう社会の厳しさをわかってもらうために…
「結果を出せ!」
と言いたくなる気持ちもわかります。
ただ言われた子供はどうでしょう。
アグレッシブなお子さんで
親御さんにそう言われたらがんばろうと思う子もいるかもしれません。
ただアグレッシブな子は親御さんに言われる前にがんばっているはずです。
「結果を出せ」
と言われたお子さんの殆どが何も言い返すことが出来ず色々な思いを胸にしまっています。
「結果」は「努力」なくして生まれません。
我々親がイライラしてしまうのは
「結果が出ない我が子」ではなく
「結果を出すまでに努力をしない我が子」
なのではないでしょうか。
そして…
厳しい言葉を投げ掛けるところも
「結果を出さない我が子」
ではなく
「結果を出すまでに努力をしていない我が子」
にすべきです。
お子さんの中には
「俺は努力しているのに…」
そう思っているお子さんもいるかもしれません。
「今の努力はもう少し先になったら結果に出るから諦めないでがんばろう」
そんな言い方のほうが子供に伝わるかもしれません。
「結果を出せ」
だけでは親が言い放っているだけなのかもしれません。
ひょっとすると…
子供より親が
「結果がほしい」
のかもしれません。
結果を出すためには努力しかありません。
結果を出すためには「コツ」は毎日「コツコツ」しかありません。
その「努力」を怠った時こそ厳しい言葉を投げ掛ける時です。
努力をすれば必ず結果が出るとは限りません。
ですが・・
結果を出す選手は必ず努力をしています。
それは野球でも他のスポーツでも勉強でも同じですよね。
努力をしているのに結果が出ない…
そこで初めて子供は「壁」にぶち当たるわけです。
「努力」をしていない選手に「壁」は出てきません。
努力は必ずしも
成功する結果=「成果」とはなりませんが
小学生や中学生のお子さんを
「成長」させてくれるはずです。
小中学生の彼等にはその「成長したこと」が
将来のための「結果をだしたこと」なのかもしれません。
~年中夢球/photo buchiko~