真歩ちゃんと未歩ちゃん。
今日は双子の高校3年生の女の子のお話です。
2人のお母様からメッセージを頂きました。
【おにぎりのお話を読んでから引退まで心を込めて握ろうと思いました】
真歩ちゃんと未歩ちゃんは中学からソフトボールを始めました。
2人は高校も同じ学校に進み同じソフトボール部へ。
この6年間…
学校でも家でも殆んどの時間を共にしていたことになります。
中学の時は…
お互いに比べられることが嫌で嫌で仕方なかった2人。
2人で写真を撮るのも嫌だったそうです。
しかし・・
高校に入学すると二人の間に変化が生まれてきます。
二人が進学した中学校と高校は二人のお母様の学校でもありました。
お母様もソフトボール部。
二人はお母様と同じ道を歩み始めます。
母と同じ中学・高校・・
そして同じソフトボール部。
高校になると・・
『比べられることが少なくなった』
真歩ちゃんはそう話してくれました。
ですが・・
比べられることが少なくなったのではなく・・
比べられることを二人が気にしなくなったのかもしれません。
お互いの長所も短所も認め合い・・
双子であっても自分は自分であり・・
相手も相手の個があることを感じたからだと思います。
二人の高校のソフトボールはインターハイの予選で終わりました。
真歩ちゃんのその日のインスタにこう書いてありました。
『今まではずっと一緒だったからこれから進む道が違うなんて今は正直考えられない』
比べられること嫌であったり・・
色々な事があったけれど・・
自分は自分であると認めた時から・・
相手の事も認められるようになったはずです。
真歩ちゃんのインスタの最後にはこう書いてありました。
【これからも頼むよ・・相棒】
そして・・
おにぎりに願いを込めたお母様。
未歩ちゃんは中学最後の試合前に故障してしまったそうです。
そして高校に入っても手術をする怪我なども2回・・
ですから・・
二人とも・・
ともかく怪我をしないで最後の試合に臨めますように・・
お母様はそう毎日願いを込めておにぎりを握ったそうです。
お母様と同じ中学と高校でソフトボール部に入った二人。
お母様と同じ道を名前のように歩んできた二人。
真歩ちゃんのグローブには【感謝】の文字が入っています。
未歩ちゃんのグローブはお母様のグローブを引き継いだもの。
【感謝】という意味が本当の意味でわかった二人。
【高校ソフト】の終わりは・・
【孝行ソフト】になった日でもありました。
そして自分と同じ道を歩んでくれた我が子・・
お母様も【孝行ソフトの母】になりました。
~年中夢球~