野球には辛いと思えることがたくさんあります。
辛い練習・・
なかなかレギュラーを取れない毎日・・
練習中・・
辛そうな顔をしている子供達をたくさん見てきました。
冬練で走ってもう上がらなくなっている足・・
何十本もノックを受けて立ち上がれなくなっている姿。
彼等の顔を見ていると・・
もう本当に辛いんだろうなと思っています。
でも・・
僕は敢えてそんな彼等にこう言います。
『もう終わりかー?もう無理かー?』
彼等は僕にこう言い返してきます。
『まだまだっすよー』
『誰も終わりだなんて言ってないっすよ』
『本間コーチのほうがバテてるんじゃないですかー』
本当は辛くて仕方ないでしょうが・・
こういう言葉って本当に大切だと思っています。
心ではもう無理と思っていても言葉で【無理】と言ってしまったら・・
本当にもう無理なんだと彼等に言ってきました。
だからどんなに辛い練習でも口から【無理】という言葉をウチの選手は言いませんでした。
ある年代の卒団式でこう言ったことがあります。
~どんな辛い練習中でも無理だと言葉にするなと君達に言ってきました。
それは中学や高校でも同じです。
練習の辛いこと以上に中学や高校では辛いことがたくさんあります。
野球を辞めたくなる時が来るかもしれません。
もう無理だと・・
本当にそう思う時が来るかもしれません。
まだまだこれから・・
そう言葉に言えなくなる時が来るかもしれません。
そんな時は【もう無理だ】と言える仲間を作って下さい。
その仲間が君達の【無理】を【まだまだ】に変えてくれるはずです。
逆に仲間が【もう無理だ】と言ってきたら君達が【まだまだ】に変えてあげて下さい。~
中学野球や高校野球になると・・
想像以上に辛いことがたくさん出てきます。
年齢が上に行くほど・・
辛い時に助けてくれるのは親ではなく仲間になっていきます。
がんばって・・
がんばって・・
それでもがんばって・・
でも【もう無理だ】と思ったら・・
仲間にそれを伝えることも大切な事です。
無理だと思ったら・・
ここからここから・・。
これからこれから・・。
まだがんばれるはずです。
~年中夢球~