週末は神奈川高校野球の春季大会を観に行きました。
鎌倉学園対向上高校の試合・・
素晴らしい試合でした。
昨夏決勝で横浜高校に敗れた鎌倉学園。
春の選抜で甲子園に出た桐蔭学園を破って勝ち上がってきた向上高校。
この試合を勝てば夏の第一シードを取れる大事な大会。
夏の戦国神奈川を勝ち抜くために・・
春の暖かい気候とはちがい熱い大会となりました。
向上の先発ピッチャーはエースナンバー【1】の松村君。
鎌倉学園は初回に2点を許すと1回途中からマウンドに上がってきた本多君。
背番号は【11】。
実は本多君のお母様は私の講演会にも来てくださっていて親しくさせていただいています。
2回に鎌倉学園も2点を取ってすぐさま追いつき同点。
ここから松村君と本多君の投げ合いが続きスコアボードには0の数字が並んでいきます。
この二人の投げ合いも素晴らしかったのですが・・
それを盛り立てるバックの選手達。
ベンチプレーヤー。
そして両校のスタンドの応援プレーヤー。
【チーム】として戦っている両校の選手達。
グラウンドに出ている9人の選手だけでなく・・
ベンチの選手・・
スタンドの選手・・
僕には見所がたくさんある試合でした。
少し前に【高校生らしさという違和感】という記事を書かせていただきましたが
全員で戦っているこの試合は・・
『まさに高校野球』でした。
試合は延長12回でも決着がつかずにタイブレークへ。
タイブレークの13回も決着がつかず・・
14回に鎌倉学園が死闘を制しました。
試合終了後・・
スタンドの外で一人泣いている本多君のお母様を発見しました。
目にはボロボロと涙が・・
ピッチャーのお母様の心理は特別なものでしょう。
今日の松村君も本多君も投手というより【闘手】でした。
試合を観た後・・
すがすがしい気持ちにならせてもらいました。
ゲームセットの整列前に向上高校のバットを拾った本多君。
それは激闘を戦った相手へのリスペクトからの行動だったのかもしれません。
春の大会ですが・・
時折見せた日差しは夏が近いことを感じさせました。
向上高校も鎌倉学園も・・
素晴らしき夏になりますように。
そして・・
春大に敗れスタンドからこの試合を観ていた私の次男は何を感じ取れたのだろうか。
~年中夢球 photo 本多君の母~