今日は公式戦…
ですが、前の日から生憎の空模様です。
試合当日も集合したものの雨は降り続いています。
子供たちの様子はどうでしょう?
指導者がこの時に気をつけなくてはいけないことは何でしょう?
それは集合がかかった以上は
「必ず試合はある」
と子供たちに思わせることです。
子供が
「今日は試合出来ますかね?」
と聞いてきた時に
「どうかなあ」
とは言ってはいけません。
「試合があるつもりでいなさい」
私は必ずこう答えます。
試合前に子供たちが一度でも
「今日の試合はないかもしれない」
と思ってしまうと仮に試合があった時に、一度切れた緊張の糸を元に戻すことは容易なことではありません。
今は局地的に天候が変わります。
自分のグラウンドで雨が降っていなくても数キロ先の試合会場は雨が降っていないなんていうこともあります。
「試合中止」が決定するまで子供たちには「試合がある」ことを意識させなければいけません。
雨が降る中…
試合が決行されることになりました。
いいグラウンド状況で試合をやらせてあげたいと思うのは大人として当然のことです。
ですが、時にこのような天候の中で試合をしなければいけない場合もあります。
その時に…
「嫌な雨だな」
思わず言ってしまいそうな一言です。
嫌な雨…
この「嫌な」という言葉が子供に聞こえたらどうでしょうか?
嫌な雨…
というマイナスな言葉は試合前の子供に敏感に頭に残るかもしれません。
嫌な雨も…
いい雨も…
存在しないのです。
ただの雨なのです。
雨という状況の中で何をすべきなのかを子供に指示し確認するだけです。
「外野…下がぬかるんでいるから、1歩目のスタートはいつもより歩幅をせまくすること!」
「内野…ボールが弾まないからシートノックで確認!」
「野手はピッチャーにボールを返すときはしっかり拭いて返すこと!」
私のチームでは私が言わなくても子供同士でこんな声が飛び交っています。
雨という状況は相手チームも同じです。
雨という状況をマイナスと指導者が受け止めてしまった時点で
試合前からマイナス要素を作り上げてしまっているのです。
もし嫌な雨があるとすれば・・
それは・・
自らが作り上げてしまっているだけのものです。
~年中夢球~