ニュースで横浜ベイスターズの筒香選手のこんな談話が掲載されていました。
「指導者の方が、指導というよりは暴言、罵声、事細かい指示が行われていました。子供たちはできないのが当たり前。なぜそれに腹を立てて怒っているのか」
昨年度も筒香選手は少年野球界へ同じような発言をされ
我々指導者は考えなければいけないことがたくさんあります。
自分が子供への愛情だと思っての発言が捉え側の気持ちで暴言や発言になってしまうこともあります。
このような報道がされると
『キレイごと言って…』
『じゃあ、そんなこと言うならやってみろよ』
こう考えたり発言をする指導者の方がいらっしゃいます。
こういう方のお気持ちもわからなくはないのです。
私自身20年近く少年野球の現場にいますが確かに【理想】だけではなかなか上手くかないこともわかっています。
ただ我々指導者はまず【理想】を語らなければならないのではないでしょうか?
その【理想】の中で色々上手くいかない【現実】も出てくるわけです。
『キレイごと言って…』
『じゃあ、そんなこと言うならやってみろよ』
こういう発言をしてしまう方の残念な所は・・
【聴く耳】を持っていない事です。
最初から聴く耳を持っていない事は非常にもったいない事だと思うのです。
これはチーム内の話し合いでも同じことが言えます。
『前から決まっていることなんだ』
『入ったばかりの人間が意見を言うな』
もっとひどいのになると意見が対立すると
『お前が辞めないなら俺が辞める』
こんな言葉を言う人もいます。
ここまで来るともう脅迫ですよね。
自分の意見ややり方を否定されるのが怖くて
他人の話に耳を傾けない。
【信念】と【頑固】は違います。
自分の意見に他の人の意見がプラスアルファされてより良くなるものもあるはずです。
人の意見を全て取り入れましょう・・と言っているわけではありません。
反対意見や建設的意見でも…
まずは【聴く耳】を持ちましょうということです。
聴く耳があると…
【子供】のために出来ることが増えるかもしれません。
全ては子供のためですから・・
~年中夢球~