少年野球~高校野球 野球少年の親と指導者のブログ

少年野球の【球場】は【救場】の場所でなければいけない

多くの卒団生がグラウンドにやってきてくれます。

中学野球を終えた者。

高校野球を終えた者。

野球を辞めたい・・ 

こういう選手が区切りを報告してくれるためにグラウンドに足を運んでくれることはとても嬉しいことです。

しかし…

『野球を辞めたい』

『今のチームで上手くいっていない』

そんな悩みを相談しに来る卒団生もいます。

【元気 】をなくしてしまった子達です。

よく「元気を出せ!」と言いますが・・

元気は出すものではなく取り戻すものです。

元の気が元気なのです。

野球が上手くなりたい!

野球が好き!

という元の気を卒団してから何かの原因で失ってしまった選手達。

やらされている野球をするな 

もしくは元の気が減ってきてしまった【減気】のない選手達もやってきます。

自分はこれ以上野球は上手くならない・・

と自分の可能性に限りをつけてしまう【限気】のない選手もやってきます。

親や指導者に

「野球をやらされている」

と思ってしまったら、元の気自体が消滅してしまいます。

中学や高校になると特にこの傾向が強くなります。

元の気は、自分から野球を好きでやり始めたはずです。

元気は出すものではなく取り戻すもの・・

野球が好きという元の気を彼等に取り戻してほしいと思っています。

「球場」を「救場」に・・ 

この時期は卒団式や卒部式がたくさん行われていますね。

彼等は中学野球やその先にある高校野球に夢と希望を持っていることでしょう。

ですが・・

その多くの選手は挫折を経験します。

少年野球は彼等が野球を始めた【元】の場所でもあります。

そんな時に【元点】の場所である少年野球に帰って来れるチームで在り続けて欲しいと思っています。

卒団した彼等が何かの悩みを持って・・

少年野球の球場に帰って来た時に・・

その【球場】は彼等を救う【救場】になっていなければいけないはずです。

悩みを抱えて来た彼等を窮地に追い込む【窮場】にしてはいけません。

私は悩みを相談してくれる子に必ず聞くことがあります。

「お前・・まだ野球好きか?」

この答えに即答して「いいえ」と言う子はほとんどいません。

色々あるだろうけど・・

野球が好きならその気持ちを一番に優先させて欲しいと思っています。

指導者というのは・・

子供が卒団してからが本当の指導者になるのかもしれません。

~年中夢球~

この記事を書いた人
野球少年を持つ親御さんと指導者の皆様へ元気を送り続ける[年中夢球]です。 神奈川野球雑誌『ОNEDREAM』に連載中。

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