私は普段、子供に勉強をを指導する仕事をしています。
先日・・
授業のない中学生の生徒が塾にやって来たので・・
『おっ!偉いな!』
と言うと・・
『親に行けと言われたので来ました』
彼はそう答えました。
「やりたいこと」と「やるべきごと」は延長線にあるものです。
今の野球界はどうでしょうか?
まずは子供たちの
「野球がやりたい」
という気持ちが優先されなければいけません。
子供たちが野球をしていくと・・
その「~したい」がたくさん増えて来ます。
野球が上手くなりたい。
試合に勝ちたい。
もっと打ちたい。
速いボールを投げたい。
「やりたい」ことが「やれること」になろうとしてきます。
「やりたいこと」は「やれること」の延長戦上になければ達成できません。
速いボールを投げたいのであれば・・
走り込みや体幹トレーニング・・
【やるべきこと】が出て来ます。
ヒットを打ちたいのであれば・・
素振りや食事・・
【やるべきこと】が出て来ます。
【速いボールを投げたい】【ヒットを打ちたい】と思っているのに・・
この【やるべきこと】をやりたがらない子がいます。
以前に僕の教え子で走り込みや体感トレーニングをした時に
『体中が叫んでます!この痛さは上手くなってきている証拠だって!』
こう言った子がいました。
この子のよう【やるべきこと】と【やりたいこと】の距離が近い事が理想的です。
【やるべきこと】と【やりたいこと】は距離を近づけることが出来ます。
【やれること】を増やすためには【やるべきこと】を自分の意思でしていくのです。
しかし・・
【やらされていること】は【やりたいこと】や【やれること】には繋がりません。
【やらされること】は強制。
【やるべきこと】は自分の意思。
全く違うものです。
そして・・
まずは子供の【やりたいこと】を我々周りの大人が把握しなければいけないのではないでしょうか?
~年中夢球~