『お前は本当に使えないな』
少年野球の現場にいるとこんな声を耳にすることがあります。
使えない選手とはどいう選手なのでしょうか?
小学生はまだまだ未熟です。
監督・コーチの思い通りにならないことも多くあります。
しかし・・
『出来なくて当たり前』
と指導者が何でもかんでも思うのも僕は違うと思っているんですね。
本当に出来ないことなのか・・
出来ないのではなくやろうとしていない場合もあるわけです。
そこを間違えてしまうと子供のためにはなりません。
技術的なことも『出来なくて当たり前』という発想から『出来るようにする』というふうにしなければいけません。
個々の選手に今の段階でこれがこの子に出来るのかどうか。
今は出来ないけれどもこれを出来るようにするためにはどのような練習メニューが必要なのかを考えるのが指導者の役目だと思っています。
そのためにも学年、個々のレベルをしっかりと監督・コーチが見極めなければなりません。
僕はいつもお話させていただきますが子供が自分で考え行動することが大切だと思っています。
ただその『考えることの量』が小学生は少ないわけです。
その考える事柄を増やしてあげることも指導者の大切な役割です。
その『考える量』を指導していないのに
『考えろ!』
と言う指導者の方をお見かけしますが・・
それはなかなか厳しいものがあるのではないでしょうか?
その考える事を導いていないのに・・
子供に・・
『お前は使えないな』
というのは自分の思い通りにならないからではないでしょうか?
それは・・
『使えない』
ではなく自分の思い通りにならない
『仕えない選手』
という意識からではないでしょうか?
力だけで押さえつけようとすると『仕える選手』が出来上がります。
ですが・・
仕える選手になってしまうと自分で考えることが出来ずプレーにも影響が出てきます。
~年中夢球~