夏の甲子園で・・
ダイヤモンドを駆け抜ける姿。
ダイヤモンド上でのファインプレー。
野球にはダイヤモンドと呼ばれる光り輝く場所があります。
そして、今、夏の大会を戦っている高校球児も・・
野球をやり始めた小学生時代は
全員がダイヤモンドの原石だったはずです。
原石であっても磨かなければただの石です。
それを自分で磨き・・
もっと綺麗に輝くようにと
時には監督・コーチが磨き・・
輝きが弱くなった時は
時には親が磨き…
時には仲間が磨いてくれることによって
光を放ちました。
その磨いた器は一人一人違ったものになって輝いたことでしょう。
ホームランバッターのような大きな大きな器だったかもしれません。
大きな器ではなかったけれどもセカンドの守りのような美しい器だったかもしれません。
小さな器だけれどもバントの上手い選手のように味わい深い器だったかもしれません。
形が個性的な器もあったでしょう。
音を奏でる器もあったかもしれません。
それぞれの高校球児に自分だけの『器』があったはずなんです。
その器を自分で磨き、時には、周りの人間に磨いてもらったからこそ光り輝いたのです。
時には野球が嫌になったり・・
自分の器に限界を感じたりして・・
磨くのが嫌になったけど周りのみんなが君の『器』を錆びつかせないようにして磨いてくれたはずです。
一人では野球を続けてこれなかった。
そして、気づいていないかもしれないけど君も仲間の器を磨いてきたはずなんです。
君がいたから輝けた仲間がいるのです。
小学校にダイヤモンドの原石だった今の高校球児たち。
君たちは自分だけの器を磨いて今、甲子園のダイヤモンドとなって球場に立っています。
そのダイヤモンドは君たちそのものなのです。
君たちの走る姿
君たちの涙
君たちの汗
君たちの笑顔
全てが眩しく光り輝いています。
もう夏が終わってしまった選手も
まだ夏を戦っている選手も
この夏に…
この一瞬に…
光り輝くために…
辛い練習に耐えてきたはずです。
光り輝く時間は一瞬です。
ですが、その「一瞬の夏」は
「一生の夏」として心に刻まれていきます。
まだ夏を戦い抜いている選手の皆さん…
グラウンドであろうと
スタンドであろうと
光り輝いてください。
ダイヤモンドのように…
~年中夢球 photo kungfupanda_chan~