感謝をする気持ちを大切にしなさい・・
野球をする上でよく使われる言葉です。
私は講演会で野球は【心で感じるもの】と言っています。
心技体・・
という言葉の通り
心が前のあって野球はするスポーツです。
野球の心構え=心が前です。
今日もたくさんの高校球児が終わりを迎えたでしょう。
野球を終えた今・・
彼らが手にしたものは何でしょうか?
感謝の気持ち。
最後まで頑張る大切さ。
仲間を想う気持ち。
それはみんな目に見えないものです。
心で感じ取ったものです。
文字通り、謝意を感じると書きます。
『親に感謝しなさい』
『指導者の方に感謝しなさい』
と言われて『はい!』 というものではないと思うんですね。
自らが心に感じて初めて『感謝』だと思うのです。
お子さんが、その「感謝」を感じ取れるような心を野球を通して手に入れるかどうかが大切です。
親御さんから、野球をしていく上で子供に私に何か出来ることとはないでしょうか?
というご質問をいただきます。
私自身、野球をしてきた中で、親の思い出す姿は・・
お弁当を作っている母の姿。
洗濯をしている母の姿。
眠い目をこすりながら送迎してくれた父の姿。
言葉でなく、そういった姿ばかりが思い出されます。
よく『親の姿を見て子供は育つ』と言いますよね。
お子さんに何かしてあげたいと想う気持ちだけで、もう十分なのです。
現役時代は、お恥ずかしながら、そういったことに感謝の意を持つことがあまりありませんでしたが、この年齢になって、改めて親に感謝する心が持てたような気がします。
野球をがんばっている我が子に何かしたいと思う親心・・
でも、きっと、お弁当を作っている姿や洗濯している親御さんの姿をお子さんは、しっかり見ています。
今日・・・
親御さんに心から感謝する【孝行球児】がたくさんいたはずです。
そして、『感謝の気持ちを持ちなさい』と親御さんが野球少年に言うように、我々親も子供が少年野球や高校野球を続けてきてくれたことに『感謝』しなければいけないのかもしれませんね。
感謝の『謝』は・・
『言葉を射る』と書きます。
心から感じた時にこそ本当の
『有り難う』
という言葉が射られるのではないかと思います。
そして、その謝意を感じる日が多いのは、高校野球最後の日なのだと思います。
心から「有り難い」という感謝の気持ちを「有り難う」言葉に出来るのにふさわしい日なのかもしれません。
今日もたくさんの球場で・・
たくさんの親子の・・
有り難うがたくさんあったはずです。
~年中夢球~