ある母の言葉です。
こんな気持ちのお母様が多いのではないでしょうか?
母って・・
ついやり過ぎたり・・
やらなくて良いことしたり・・
言わなくて良いこと言ってしまったり・・
一生懸命なのが空回りしてしまったりします。
そして・・
自己嫌悪におちいりました。
我が子を想って・・
言葉をかけ過ぎてしまったり・・
行動しすぎてしまったり・・
言えば言うほど・・
動けば動くほど・・
子供の気持ちが私から遠ざかっていく・・
そんな気がしました。
でも、中学になって・・
私がやるのは、洗濯とお弁当を用意するだけ。
あとは、出来るだけグランドに行き応援するだけ。
そう決めました。
忘れ物も、道具の管理も・・
自己責任。
でも、何も言わなくてもやるんですね。
忘れ物、しないんですね。
母が全部してあげてるうちは不思議と忘れものだらけだったのに。
相変わらずクソ生意気だけど・・(笑)
成長しているだろう我が子をこれからも応援していくつもりです。
この母のように・・
少しづつ手を離していくこと・・
とても大切な事です。
いつまでも手を貸していては逆効果になっていきます。
そして・・
中学生になると反抗期がやってきます。
『心と体のバランス』がとれていない中学生。
自分では大人になっているつもりなのですが、まだまだ子供です。
野球をして・・
物事が上手くいかなかったり・・
思うように進まなかったりすることが当然出てきます。
『真面目にやっていたのに監督やコーチに怒られた』
『一生懸命やっているのになかなかレギュラーが取れない』
そして・・
そのイライラの受け皿はお母さんにいくわけです。
野球であったそのイライラを一人で消化できない。
どこかに・・
誰かにぶつけないと気が済まない訳です。
そこで一番甘えられる存在である母親に向かうわけです。
八つ当たりは子供たちは「母親」にしか言いません。
『言いません』
というか・・
『言えないんです』
自分が『八つ当たり』とわかっているからです。
友達と話す時は友達の状況や立場を考え話しているはずです。
ですが、母親には母の状況や立場を考えずに自己主張をする。
つまり…
母に甘えてるんです。
母だから甘えているのです。
母親を信用している証拠です。
こんな時…
お母さんが何か言おうとしてもあまり効果がないかもしれません。
子供は何かのアドバイスを期待しているのではなく
当たりたいだけだからです。
そんな時は
笑顔で『ハイハイ』と言って受け止めてもいいし
『知らん顔』をして黙って受け止めてもいい。
荒れ球のピッチャーの球を受け取るキャッチャーのような気持ちで・・
イライラするでしょうが受け止めてあげてください。
母の特権
高校生の終わりぐらいになると子供が母に八つ当たりすることも少なくなってきます。
それは母の立場や状況を理解してくるからです。
心と体のバランスが追い付いてきはじめます。
そして…
あの頃に「母に悪いことしてたなあ」という申し訳なさもあるのかもしれません。
反抗期の子供に振り回され八つ当たりされることは
お母さんもイライラしてしまうこともあるかもしれません。
深く悩むこともあるでしょう。
ですが・・
『八つ当たり』も「母の特権」なのかもしれません。
~年中夢球~