バッテリー
二人で一人。
バッテリーは「夫婦」などと呼ばれることもありますね。
今日はバッテリーについてのお話です。
電池の「バッテリー」のように野球の「バッテリー」にも「+」と「-」があります。
ピッチャーが少し弱気になっている時(-)があります。
高校野球を見ていると
キャッチャーの選手が
「腕を振れ」
というジェスチャーをよくしますよね。
あのシーン…
私大好きです。
ピッチャーがマイナスになっている気持ちを
プラスにしようとしているキャッチャー。
正に「バッテリー」です。
逆の場合もあります。
キャッチャーが何のサインを出そうか迷っている時に…
ピッチャーの選手が強気で「俺を信用としろ」という合図を送る。
正に「バッテリー」です。
「投手」はピンチの時に・・
そこから逃げ出したくなる「逃手」になってしまう時があります。
投手は・・
「一人だけど独りではない」
キャッチャーがそれを教えてあげることによって「逃手」は
闘う意志を取り戻し「闘手」に戻ることが出来ます。
キャッチャーはピッチャーの足りない所を「補う補手」でもあります。
バッテリーに必要なもの
色々なタイプのバッテリーがあります。
ピッチャーが強気型のタイプ。
キャッチャーが強気型のタイプ。
仲良し型のタイプ。
色々なタイプがありますが
共通して必要なのは「信頼」です。
バッテリーに信頼がなければ
バックを守っている選手にも影響が出てきます。
バッテリーは行動を共にすることが多いですよね。
練習中のブルペン。
試合前の行動もバッテリーは別メニュー。
一緒にいるからこそ時にはプラスとプラスとなりぶつかり合う時も出てきます。
バッテリーは「分け合う」ではなく「分かち合う」のです。
1枚のクッキーをただ半分にすることは「分け合う」
クッキーの美味しさをあいつにも味わってほしいと思って半分にすることが「分かち合う」
その「分かち合う」は嬉しいことばかりではなく辛いこともたくさんあるでしょう。
打たれて負けてしまった・・
パスボールが決勝点になってしまった・・
故障をしてしまった・・
二人でそれを「分かち合ってきた」からこそ・・
ピッチャーはマウンドという山に立ち
キャッチャーはピッチャーの顔を唯一見れる特等席に座ります。
その二人を見守るグラウンドとベンチの選手。
闘手と補手が決めたその一球。
その一球には二人がたくさん分かち合ってきた想いが込められているはずです。
がんばれ!バッテリー!
がんばれ!バッテリーの親御さん!
~年中夢球~