昨日の日大アメリカンフットボール部の宮川選手の会見。
皆さんはどのように感じたのでしょうか?
20歳の若者が公の場で顔を出したあの会見・・
私は胸が苦しくなりました。
この子の親だったら・・
そう思うと親御さんの気持ちを考えると更に胸が締め付けられるような思いでした。
彼がしたことは許されることではありません。
ですが彼の人生はあの指導者と出会ってしまったことで変わってしまったのです。
あの指導者と出会わなければ今回のようなことは起こさなかったはずですから。
あの会見を見て・・
指導者はどう思ったのでしょうか。
自分の保身ばかりを守り・・
肝心の選手を守ろうとしない指導者の責任は大きいです。
今回のアメフトの件と似たようなことが野球界にも残念ながらあるのではないでしょうか?
『相手チームの選手をつぶさなければ試合に出さないぞ』
という指示があったと会見でありました。
私の教え子が卒団した後のチームで
『お前の親は練習に手伝いに来ないから試合に出さない』
そう言われたと親御さんから相談されたことがあります。
そのご両親は土日もお仕事の方で入団前にそれも伝えてあったのに関わらずです。
『そんなチームは辞めなさい』
私はそう話してこの親子はチームを辞めました。
今回のアメフトの件もそうですが
『○○だから試合は出さない』
『○○をしたら試合に出してやる』
技術や野球に対しての姿勢以外でこんな取引を出すのはパワハラ以外の何物でもありません。
『立場の使い方』を間違えています。
『相手チームはどうなったって構わないだろ』
という発言が指導者からあったそうですね。
『定期戦がなくなってもいい』
という発言も・・
スポーツマンというより人としての問題です。
少年野球の現場でも相手チームへ誹謗中傷のヤジを飛ばす監督・コーチ・親御さんがいます。
フライが上がると・・
『落とせー』
『やるぞー』
ピッチャーに対して・・
『このピッチャーたいしたことねえぞ』
試合に負けると・・
『こんなチームに負けやがって』
戦う相手に尊敬の念を持たない大人の言葉は子供も真似ます。
試合中は『敵』であっても試合が終われば野球をしている『仲間』なんです。
大学になって大好きだったアメフトが嫌いになった・・
宮川選手の言葉が胸に刺さります。
このような指導者の元のチームでは当然のことでしょう。
仮に野球が楽しくないと感じる時が来ても・・
野球を嫌いにさせてはいけない。
指導者としてそう思っています。
我々指導者との出逢いは子供の人生を大きく左右します。
勝利『私情』主義になり子供の未来をつぶすようなことを指導者は絶対にしてはいけないのです。
守るべきものは保身ではなく子供・・
いつまでも子供と同じ目線で・・
この写真の指導者の方のように。
最後に・・
宮川選手の今後が心配です。
一部の大人に傷つけられてしまった心を我々大人が何かの形で立ち上がれるきっかけを作っていきたいです。
~年中夢球~
宮川君はこれからスポーツをしないのではないかと、可愛そうになりますね‼️
アメフトを嫌い成らないでほしいですね‼️
社会全体で考える問題ですね。筒香選手が今の少年野球のこども達が、指導者の顔色を伺いながらプレイしている現状を心配している、という旨のコメントを発表されましたが…。このような中で育つこども達は自分の判断力を養えないですよね。そのまま成長したら、将来ブラックな団体に出会ってしまった時に宮川選手と同じような、失敗を犯してしまうかもしれないなと思いました。 勇気を出して社会に向けて本当のことを話してくれた宮川君が今回のことをプラスに変えて生きていけるよう心から願います。
こちらの管理者さんのような指導者が1人でも多く増えていきますように。野球を愛する少年達がよい出会いにめぐまれますように切に切に願います。
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