公式戦での監督・コーチの言葉や視点で勝敗を左右することがあります。
特に少年野球の場合は『監督力』が試合を大きく左右します。
指導者の声…
プレイ前に声を出していますか?
プレイ後に声を出していますか?
打たれた後に…
『何でお前あんな所に守っていたんだよ!』
という指導者の方がいらっしゃいます。
打たれた後に言うなら打たれる前に言ってあげましょうよ・・
と僕は思うのです。
そして…
何か考えがあってポジショニングをしていたのかもしれませんから子供に理由を聞いてあげることも必要です。
プレイ後ではなく、プレイ前に指導者が気づき、声を出す事で、防げるものは数多くあると思うのです。
リトルリーグではベンチに入れる指導者は3人です。
守りの時はベンチに入っている二人の指導者と一番遠いところに僕はいます。
バッテリーは2人のコーチに任せます。
三人固まるとどうしても同じ視線の所を見てしまうので
僕は、2人から離れたところでポジショリング・交代選手の準備などに視点を置いています。
公式戦で技術的なことを大声で何度も何度も言う指導者さんを時々お見かけします。
練習で出来なかったことは試合では出来ないと私は思っています。
よく、試合は練習の発表会だと言いますが・・
それは、我々、指導者にも同じ事が言えると思うのです。
指導者3人が同じ視点でいると必ずどこかに綻びが出ます。
ベンチワークの『眼』の役割も大切です。
「練習でやったから試合で出来る」
のではなく
「練習でどこまで出来るようにさせたのか」
なのです。
「練習で散々やっただろ!」
という言葉を耳にしますが・・
やった事が大切なのではなく・・
公式戦で、どこまで、指導者が出来るようにさせたのかが大切なのです。
練習で出来ていないから試合も出来なかったのか…
練習では出来ていたのに試合で何故出来なかったのか…
指導者はそこの見極めもしなければなりません。
負けた場合は練習でそこまでの「出来」で試合に臨ませた指導者の責任だと私は思っています。
~年中夢球~