少年野球~高校野球 野球少年の親と指導者のブログ

少年野球 平等な練習とは何でしょうか

先日『新潟少年硬式40周年記念式典』に記念講演の講師としてご招待いただき、新潟の選手・親御さん約200名の前でお話しさせていただきました。

とても楽しく有意義な時間を新潟の方と過ごさせていただきました。

メンタルを弱い子を大人が作り上げている可能性

その中で選手たちにこんな質問をしてみました。

『自分でメンタルが弱いと思う人?』

そう質問すると何人かの選手が手を挙げました。

『何で自分でメンタルが弱いと思うの?』

そう聞くと

『僕はすぐ泣いてしまうから・・』

そう彼は話してくれました。

『君はこの大勢の前で手を挙げられることが出来て発言もしっかり出来るということはメンタルが強いと思うよ』

そう話すと彼は笑顔になってくれました。

メンタルが弱いとかプレッシャーに弱いというのは周りの大人が作り上げてしまっていることがあります。

『お前はチャンスに弱い』

そんな大人の言葉がメンタルの弱い子を作り上げてしまっている可能性があります。

感情がその日を支配する

『目的がその日を支配する』

という言葉がありますが

『感情がその日を支配する』

とも私は思っています。

1時間ノックの練習をすると言われました。

A選手『ノックだるいなあ。早く終わらないかなあ』

B選手『よし!今日はステップをこの1時間で徹底的に練習するぞ!』

30分間走り込みをすると言われました

A選手『走り込み、だるいなあ』

B選手『よし!この走り込みをがんばれば最終回までスタミナがつくぞ!』

A選手にもB選手にも与えられた時間は同じですが、持った感情で練習が終わった後に得たものは全く別のものになっているはずです。

もちろん全員がB選手のように考えて動く『考動力』を持っていればいいのですが小学生の場合はA選手のような考えを持っている子もいます。

そういう選手には指導者が『感情』を導いてあげることも必要です。

時間は平等です。

しかし…

その時間をどういう『感情』で行うかで成果が変わってきてしまうのです。

平等な練習メニューをしても…

それぞれの成果は違うものになってしまうのです。

感情で野球をすることで・・

もっと言えば、それは朝起きた時から始まっています。

朝起きて・・

『今日の練習はだるいなあ』

そう思うのか

『よし!今日も一日野球を一生懸命やるぞ!』

そう思うかで『一日の使い方』が変わってきます。

感情のいい朝を迎えるためには寝る前も大切です。

寝る前に

『明日も野球を一日楽しむぞ!』

そう思って寝てみてください。

目覚めが変わります。

感情がその日を支配します。

そして・・それが・・

『やらされている野球』

ではなくなります。

時間は平等ですが・・

自分の感情が全てを支配します。

~年中夢球~

この記事を書いた人
野球少年を持つ親御さんと指導者の皆様へ元気を送り続ける[年中夢球]です。 神奈川野球雑誌『ОNEDREAM』に連載中。

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