少年野球の監督・コーチは怒鳴らずにいられないのでしょうか?
こんな言葉を耳にします。
誉めることが良しとされる時代ですが子供を叱ることも必要だと私は考えています。
今から①~③の指導者の怒る例を挙げますがこの3つにはある共通点があります。
家庭や会社で何かあったのでしょうか?
と周りが思うぐらい怒鳴る監督・コーチがいらっしゃいます。
怒られている子供たちも何で怒られているのか理由もわからず・・・
気分屋と呼ばれる人が指導者にいると周りが大変になります。
自分の機嫌や気分で怒られては子供もたまったものではありません。
『何回言わせんだよ!』
『何度やったら出来るんだよ!』
自分が教えたことが出来ない…
だから怒る。
出来る・出来ないではなく…
やろうとしているかどうかが大切なのではないでしょうか?
出来ないのは子供ではなく自分の指導力に問題があったのかもしれないと受け止めることができない監督・コーチさんが『子供が出来ない』ことにたいして怒ってしまいます。
実は多いのがこのパターンです。
試合中に子供がエラーをする。
ミスをする。
相手チームの監督・コーチに自分の非がないことをアピールするかのように
『俺はこんな野球を教えていない』
そう怒る指導者がいらっしゃいます。
これって…
子供を売ってませんかね?
自分には非がない…
教えているのに出来ないコイツらが悪いんだ。
俺は野球を知っている。
俺はちゃんと教えている。
周りの目が気になってしかたないのです。
①~③の共通点…
お気付きになられたでしょうか?
中心が子供ではなく…
自分なんですよね。
自分の言いたいように…
言わないと気が済まないから…
その『怒る』という感情は…
子供の心に届くのでしょうか?
子供のためを想って…
子供に伝わるように話すことは…
『怒る』ではなく
『叱る』になります。
ただ少年野球の現場にいると子供が原因で叱られることもあります。
全力疾走を怠った・・
仲間に心無い言葉を言った・・
親御さんの立場からすると何故『叱られている』のかをしっかり見極めることも大切です。
~年中夢球~
今回の記事のこと、全ての指導的立場にある人に大切なことと思います。
スポーツだけではなく、家庭、仕事、教育の場でも同じことが言え、指導する者次第で、される者の人生を変えてしまうこともあることを認識しなければならないと思います。
全ての指導的立場にある方が、される人を想って、その人に1番良い指導は何かを考え、指導に当たって欲しいと願います。
そして、私もそうありたい。
簡単なことではありませんが、『指導者にはその責任がある』そう自覚し、これからも指導に当たりたいと思います。