少年野球の監督・コーチというのは様々な人がやられています。
野球経験があって指導の勉強をされている方。
野球経験があっても指導の勉強をされていない方。
野球経験がなくても指導の勉強をされている方。
野球経験がなく指導の勉強もされていない方。
もっと言えば…
野球経験がおありでも、このコーチは
「子供のことが好きなのだろうか」
と見ていて思う方もいらっしゃいます。
野球経験がなくてもチーム事情で監督を引き受けてくださり、子供のことを思い日々、勉強されている指導者の方もたくさんいらっしゃいます。
野球経験がある方のある一言を聞くとすごくガッカリすることがあります。
それは…
「あの人、野球知らないからね」
時々、耳にするこの言葉は聞いていて本当に残念です。
この言葉を言ってしまうのは何故なのでしょうか?
「アイツより俺のほうが野球をよく知っている」
「アイツより俺のほうが輝かしい球歴がある」
そんなことを周りに知らせたいのでしょうか?
確かにそうかもしれませんが・・
プロ野球選手からしたら
「あなたも野球知らないからね」
となるのではないでしょうか?
私の知り合いや仲間にも素晴らしい球歴の持ち主の方がいらっしゃいますが、そういう方々から、このセリフを聞いたことがありません。
球歴ももちろん大切な一つの「要素」なのだと思います。
ですが、それを他人と比較して自分を上に置くのはいかがなものでしょうか?
先程、この言葉を聞くとガッカリすると書きましたが…
もったいないと思うんですよね。
仮にそう思っていたとしても・・
わざわざ言葉にする必要がないと思います。・
そして…
「あの人、野球知らないからね」
と聞いている周りの人は
「この人、すごい人だなあ」
と思っていないはずです。
指導者として一番大切なことは
「子供を想う気持ち」
だと僕は思っています。
全てはそこから始まり、
今までの選手としての経験や指導者としての経験・・
勉強をしていくこと・・
に広がっていくのではないでしょうか?
野球を知っている…
野球を知らない…
それが、どの基準か私にはわかりませんが少なくとも子供のことを考えている指導者の方は
『子供のことを知ろうとしている』
のだと思います。
子供のために…
その想いから一生懸命、勉強されているのです。
「あの人、野球知らないからね」
と指導の勉強を怠っている人…
昔の指導方法のままで止まっている人こそ…
「野球を知らない人」
になってしまうのではないでしょうか?
~年中夢球~