試合中のアドバイス・・
少年野球は監督やコーチのアドバイスで勝敗が大きく左右します。
これは野球に限らずサッカーやバレーボールなど他のスポーツでも同じことでしょう。
皆さんにちょっと質問です。
次の中で選手がコントロール出来るものは何でしょうか?
①当日の天気
②審判の判定
③自分がこれからヒットを打つこと
④家族の応援
⑤自分の感情
⑥相手選手の動き
⑦自分の言葉
何個当てはまるでしょうか?
正解は
①×②×③×④×⑤○⑥×⑦○
になります。
特に間違えやすいのは③でしょうか・・
大事な場面で
『絶対にヒットを打ってやる』
という気持ちはもちろん大切です。
ですが、それが全部、自分でコントロール出来るということは・・
10割バッターになっているということですよね。
『絶対にヒットを打ってやる』
と打席に入っても相手ピッチャーの技術が上であればヒットを打つことができないかもしれませんし
いい当たりを打っても野手の正面をついてしまうかもしれません。
自分でコントロール出来ないものを考えても仕方がない・・
とも言えます。
我々の日常生活でも同じようなことがありますよね。
と言うことは自分でコントロール出来るものを試合中には考えることです。
そして、監督さんやコーチの皆さんもそこをアドバイスをしてあげたほうが効果的です。
『絶対にヒットを打ってやる』
その気持ちを持ちながらも自分でコントロール出来るものをアドバイスしてあげる。
『まっすぐだけに狙いを絞ろう』
『速いスイングをすることだけを考えよう』
こういうことは自分でコントロール出来ることです。
つまり・・
ヒットを打つなどの『結果』ではなく
『今、自分ができること』を考えさせてあげることです。
ヒットを打つという未来のことと相手のことは考えてもそこはコントロールすることが出来ません。
コントロールできるのは『自分』と『今』です。
そう考えると子供に出す指示も変わってくるのではないでしょうか?
『結果を出してこい』
と言われても多くの子供は何をすべきかわかっていないかもしれません。
ただ・・全員が全員そうではないかもしれません。
私の教え子の中で
『結果を出してこいって言ってください。それのほうが燃えるんで』
という子供もいました(^_^;)
現にこの子はそう言ったほうが結果を出す子でしたので
子供というのは本当にいろいろなタイプの子がいるなと思った記憶があります。
『今、自分が出来ること』
を指導者の方々が指示を出すことによって試合で打てる選手が増えるかもしれません。
~年中夢球~
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